【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

 【今年のマカーム天気占い】

2014年12月20日 | オムコイ便り

 昨年の今頃、冒頭のような写真を掲載したことがある。

 わが宿のシンボル・ツリーであるマカーム(タマリンド)の実の曲がり具合によって、冬季の天気を占おうという記事だった。

 女将のラーが母親から教わったところによれば、この実が丸まれば丸まるほど寒くなるのだそうだ。

 去年は、写真のように二つの実を向き合わせて並べてみると、ゼロの形に近くなった。

 そして、その通り中国方面から猛烈な寒気が降りてきて、例年にない異様な寒さになった。

      *

 幸いなことに、今年は12月に入っても最低気温が15℃前後、最高気温が28℃前後で推移して、やれやれと気を抜いていた。

 ところが、数日前からまた中国からの寒気が入り込んできたらしく、4日前には明け方に13℃まで下がった。

 その後はまた15℃に戻ったものの、昼間の気温がまったく上がらない。

 これはチェンマイでも同じような天気だったらしく、まるで日本の冬空のような塩梅で、最高気温が20数度という日が2日ほど続いた。

 昨日になって、ようやく薄雲混じりの青空が戻り、日中は日陰でも25℃まで回復した。

 それでも、いつもの青空とはまったく違う。
      
      *

 そこで、一段と冷え込んだ今朝になって。

 今年もマカームの実にお伺いを立てようと思い立ったわけだが、樹のてっぺんあたりでは鈴なりになっているものの、竹竿が届くあたりには皆無である。

 やむなく、ボロカメラの望遠で覗いてみると、やはりくるりと丸まっている実が多いように見える。



 参ったなあ。

 焚火のそばの元気みたいに情けなく丸まらんで、しゃきっとせんかい、しゃきっと!

     *

 それにしても、その背後は溜め息をつきたくなるようなピュアな青空である。



 少なくとも、例年並みの空だけは戻ってきたわけだ。

 お、時間が経つにつれて陽射しも強くなり、日向ではポカポカしてきたぞ。

 これから年末年始にかけて連泊ゲストも続くことだし、明け方15℃前後、日中28℃前後という無難なところで推移してもらいたいものだ。

 いかにオムコイといえども、ここは曲りなりにもガイドブックなどで「常夏」と形容されるタイである。

 中国からの寒気なんぞに、負けるなよお。

 マカームの実さんたちよ、頼みまっせえ!

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