【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

 【新米の甘さと苦さと】

2018年03月06日 | オムコイ便り

 若い友人であるウイさんの死にショックを受けたせいだろうか。

 さすがに、わが「鉄の胃袋」もしょぼくれて、すっかり食欲が失せてしまった。

 だが、生きていく以上は食べなければならない。

 まさしく、「遺された者こそ喰らえ」である。

    *

 近所に住む従弟ベッから、去年の秋に収穫した新米を譲ってもらった。

 水加減がやや多過ぎたようだが、おお、甘い!

 むちむちしている。

 しかも、噛みしめるたびに、甘みが増してくるから驚いた。

     *

 これまでにも、義理の姉夫婦や向かいのプーチョイの家で穫れた新米、次男が稲刈りの手伝い賃にもらった新米などを食べて来たのだけれど、これは「今期最高」の味わいといえる。

 とりわけ、昨日まで食べていた「手伝い賃米」などは、「あれ、古米じゃなかったの?」と勘ぐりたくなるほどの落差である。

 むろん、同じ村内でも、たとえ隣り合った田んぼでも、米の味には大きな違いが出てくる。

 その差がどこから来るのかはよく分からないが、これまでの「わが村ナンバーワン」は、数軒隣りに住むMr.オーケーの新米であった。

 だが、彼は去年の新年に急死してしまい、彼の妻と息子が引き継いだ米の味は、まだ試していない。

     *

 新米の甘さとむちむち感を味わいながら、彼と、つい先頃亡くなったウイさんの不在の苦さを噛みしめている。

 どうか、遺されたノッケウとふたりの娘たちが、しっかりと食べてくれますように。

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3 コメント

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Unknown (ナーン)
2018-03-06 13:03:04
昔、冷夏で日本がコメ不足になったとき、タイ米とセットで売る米屋が多く、ごみ置き場にタイ米がすてられていたことを思いだします。タイ米の新米を食べたらびっくりするだろうなとつくづく日本人のバカさ加減をおもいだします。
役人仕事 (クンター)
2018-03-07 13:17:36
ナーンさん

 あれは、完全に政府の広報不足だったように記憶しています。ちなみに、わが村の米は日本米に近いジャポニカ米です。うまいです。
陸稲米 (ナーン)
2018-03-08 14:02:47
妻はラフ出身なので陸稲米というんでしょうか山の上で作っていますが私は日本米に似ていますので喜んでたべますが家族はタイ米のほうがおいしいとぜいたくを言っています。笑

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