【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【チェンマイもまた】

2008年11月27日 | アジア回帰
 バンコク新国際空港の閉鎖は、依然として続いているようだ。

 朝のニュースでは、成田からバンコクへ向かった飛行機が途中で戻ってきたという報道がなされていた。

 APECから戻ってきたタクシン派の首相は、騒動を避けてチェンマイ空港に降り立ったらしい。

 そのチェンマイでも、親政府派と反政府派との衝突が顕在化し始め、リーダー的存在の父親が襲撃されるという事件も起こったようだ。

 その現場は、私の定宿があるチェンマイゲートからもほど近く、バンコクでの政治闘争はこの穏やかな北の古都にも暗雲をもたらしつつある。

 報道では、陸軍の最高司令官が首相に対し強硬策の提言を行ったという。

 タイでは、軍の政治介入は歴史的な慣行となっている。

 軍の本格介入が始まる前に、なんとか事態が平和的に収拾されることを祈るばかりである。

        *

 こうした報道にかぶさるように、インドでのテロの被害状況が刻々と伝わってくる。

 商談でおもむいたホテルのロビーで若い日本人ビジネスマンが射殺されるとは、なんという悲運だろう。

 チェンマイの安宿では、インドやネパールの旅から戻ってきた数多くの若者たちが羽を休めていた。

 彼らはいま、どんな思いで一連の報道に接しているのだろうか。

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