【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【タイの運転免許試験】

2009年09月25日 | オムコイ便り
 クルマの運転免許証を取ろうかと思っている。

 これまでは免許など必要なかったのであるが、米の収穫時の運搬などを手助けてしてくれないかという要望が多く、中古のピックアップでも入手しようかという気になってきたのである。

 まあ、オムコイで運転する限り免許証を提示する必要はないし、村では無免許運転が当たり前である。

 もっとも、チェンマイに出るときにはときどき検問所チェックがある。

 検問所の軍人も警官もほとんどがラーの友人なので、これまたフリーパスなのであるが、メーサリアンなどの他県に出るときは、やはり免許が必要になるかも知れない。

 チェンマイに20年以上住んでいる友人(米国人パイロット)などは「俺は操縦免許を持っているから運転免許など不要だ」と豪語したが、それは彼が“リッチなファラン(欧米人)”で、しかも警察要人と懇意にしているからに違いない。

 ちなみに彼は、隣家の赤ん坊がうるさく泣き出すと、空に向けて銃をぶっ放す。

 住民の通報で警官が駆けつけると、ニヤニヤしながらその要人に電話をかけるという困った“ヴェトナム帰り”なのである。

       *

 日本の免許証は、4年ほど前に2度のスピード違反で取り消された。

 一度は羽田行きの飛行機に乗り遅れそうになった九州高速道で、二度目はNYに出かける前日の免許証更新に遅れそうになり免許センターそばの農道で。

 いずれも、カメラ取り締まりに引っかかってしまったのである。

 もしも、九州からのスピード違反通知がもっと早く届いていればこんな無茶はしなかったろうが、なぜか通知葉書が九州と埼玉の間を2往復してしまい、かつてのゴールドドライバーは“スピード違反常習者”と相成った。

 そこで、タイの免許証を取るには、ゼロからやり直さなければならない。

 いろいろ調べてみた結果、必要書類や申請の手順は判明したのだけれど、「法規テスト」がどうも面倒らしい。

 ネット上の体験記などには、「日本語でもOKなのでしごく簡単」という説と「それなりの勉強が必要」という説が相半ばしており、こればかりは実際に体験してみないと分からない。

 また、「午前中に2時間のタイ語による講習を受けた」という記述も見かけたが、タイ語が不得手な私がそんな講習を聞いてもどうにもなるまい。

 面白いのは、免許証がないのに「自分で持ち込んだクルマで実技テストを受けなければなならない」という点だ。

 「ほんまかいな?」と眉に唾を塗ったが、この話は前にも聞いたことがあり、ここはタイであるからして、大いにあり得る。

       *

 というわけで、このところタイでの免許証取得試験が、とても楽しみになってきた。

 月末にチェンマイに出る用事があるので、1回目のテストに落ちた場合に備え、少し余裕をもって滞在しようかと考えているところだ。

 もしも、実際にチェンマイで「法規テスト」と「実技テスト」を受けた方がいらっしゃれば、ぜひその実際をご教示願えれば幸いである。

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2 コメント

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大丈夫ですよ (チェンライおやじ)
2009-09-25 21:50:48
クンター様
私は、車とバイクの免許を持っていますが、実技試験では日本で免許を取った方にとっては極めて簡単だと思います。学科試験では、バンコクでは日本語での出題でしたが、戦車がどうのこうのなどという問題もありました。でも2,3回、受けるつまりでいけば大丈夫だと思います。頑張ってください。
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戦車? (クンター)
2009-09-26 11:35:03
 体験にもとづく貴重なアドバイスありがとうございました。おかげさまで、気が楽になりました。
「クーデターのときに出動した戦車とどう戦うか?」といった問題を想像して、楽しんでいます。
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