今日5月5日は、2月に急逝したHさん(故郷の同窓生でありかつ親しい同級生Tのパートナー)の誕生日だ。
子供の日に生まれた彼女は、向日葵のような笑顔の持ち主で好奇心に満ちた瞳をいつもキラキラと輝かせている(私の中では今も現在進行形だ)。
その二日後の7日は、嫁のラーの誕生日である。
タイでは、仏教に基づく慣習なのか誕生日と同時にその曜日にも重きを置くが、暦を見ると今年はなんと生まれた曜日である火曜日とも重なっている。
実にめでたいことであるらしい。
ついでながら、その二日後の9日は私の誕生日である。
以前、チェンマイの寺で調べてもらったところ私の生まれ曜日は金曜日であったが、今年の5月9日は一日違いの木曜日である。
従って、さほどめでたくはないらしい。
トホホ・・・。
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なにはともあれ、この5月はゆかりの誕生日が2日おきに3回も続くことになる。
そこで、中をとって7日に三者合同誕生祝いをやろうという話になった。
言い出しっぺは、むろん生まれ曜日とも重なって舞い上がっているラーである。
料理は、手塩にかけて育てた放し飼いの鶏をつぶしての鶏鍋であるという。
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二人の誕生祝いについては、いつも頭を悩ますことになる。
なにせ、誕生日には早朝から鶏をつぶし、隣家のモーピー(霊医・霊占師)であるプーノイに頼んで、祈祷をしてもらわなければならない。
そのあとは、近隣の衆が寄り集まっての宴会だ。
なかなか大変な作業で、これを二日おきにやるのは経済的にも体力的にもしんどい。
そこで、メインの祝いはどちらかにまとめることになるのだが、モーピーの祈祷を信じているのはラーなのだから、まずは7日の方を優先せざるを得ない。
従って、ラーと知り合って以来、常に私の誕生祝いは付け足しという趣が強いのである。
実に哀しい話なのだが、今さら誕生日を変更するわけにもいかない。
とりわけ、今年は何度も触れるように誕生曜日も重なっているのだから、ラーの方が圧倒的に有利な立場に立っていること言うまでもない。
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7日の祈祷では、まずはHさんの安らかな、でき得れば楽しい天上生活を願うことになるだろう。
そして、Tを筆頭とする遺された我々の健康と、先に逝った人々との思い出に満ちた心静かな暮らしをも。
Hさん、なんだか無茶苦茶な設定にきっと苦笑いしているに違いありませんが、これがご無沙汰続きだった僕の今の暮らしです。
よかったら、わが村の焼酎と鶏鍋パーティー、一緒に楽しんでくださいな。
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ラーさんの誕生日は日本でのTV放送日、楽しみですね。
ちなみにタイでは9はラッキーナンバーだからマイペンライでしょう。あ、日本では不吉な数字ですけどね!(笑)
鶏鍋ってのはどんな料理ですか?
お元気でしたか? ラーの誕生日に放送というのも、何か怪しい気がします。彼女が9の日をおろそかにしたら、きっと不吉なことが起こるでしょう(笑)。
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サコンナコンさん
ご愁傷さまです(笑)。でも、もしも2日違いでなかったら、ラーも私の誕生日を忘れてしまうような気がします。鳥鍋は、放し飼いの鶏を潰し腹を割いて丸ごとゆがき、モツや手で裂いた肉を薬草や香草入りのスープとからめたものです。レモン味やトムヤム味など、好みによって色々と。
テレビは予定通り放送されました。軽くよくまとまっていたと思います。やはり主役はラーでしたね。