【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【カレン正月&田植え体験】

2013年07月25日 | オムコイ便り

 先週末からの連休を利用してオムコイにやってきたのは、バンコクにお住まいのTさんとYさんである。

 Tさんは最近、当ブログを読み始めたそうで、なんと出発前日に一時帰国した日本から戻ってきたばかりなのだという。

 お二人は、チェンマイに本店を持つカレン族支援ショップ「Sop Moei Arts(ソップ モエ アーツ)」のバンコク支店でボランティア活動をしているそうだ。

 アメリカ人をリーダーとするこの組織は、メーホーソーン県ソップモエ郡内カレン集落の衛生支援からスタートし、現在ではカレン服やバッグ、スカーフなどの製品を販売して、その収益を各種の生活向上に役立てている。

 そうした関係から、わが村の暮らしにも興味を持たれたらしい。

     *

 彼女たちが到着したのは、金曜日の夜。

 従って、絶妙のタイミングで翌日のカレン正月行事にぶつかったことになる。

 供物菓子の試食、髪洗いの儀式、鶏を締める前の長老の祈祷、鶏料理の下ごしらえ、
村人たちとの交流、巻き煙草の試吸、そして長老たちによる巡回祈祷、焼酎やムンチャイ(どぶろく)の献杯、トムヤムカイ(鶏鍋)の昼食など、怒濤の行事をつぶさに体験していただくことができた。




 もっとも、家に集まってきた酔っ払いどもや大虎に変身したラーの行状には、相当の迷惑を蒙ったに違いないが・・・。

 いやはや。

 繊細な番頭さんのカレン、もとい可憐な胃はシクシク痛む一方だ。

     *

 さて、翌日も朝からうるさい酔っ払いが引きも切らない。

 ラーは朝食後、二人の親戚を引き連れ、ゲストと共に魚獲りと竹の子掘りに出かけて行った。

 ・・・はずだったのだが、昼過ぎに到着したゲストを棚田トレックに案内しつつ電話を入れてみると、どういうわけか友人スージャの田んぼで田植えをしているという。

 一人暮らしのスージャの家では人手が足りず、正月前に田植えが終わらなかったために、これを急遽手伝うことになったらしい。

 近づいてみると、ゲストの二人も裸足で田んぼに入って田植えの真っ最中だ。









 久しぶりに晴れ間が長時間続いて、日差しが強い。

 日焼けや体力の消耗を心配したが、二人とも笑顔で楽しんでくれている様子でホッと胸を撫で下ろした。

 まあ、チェンマイ郊外での田植え体験ツアーにはファランが押し寄せているというし、これもありかなあ・・・。

     *

 夕刻になって家に戻り、はるばると福岡からやってきてくれた日向さん差し入れのビアチャンで乾杯。

 ゲストどうしで、大いに話が盛り上がっている様子だ。

 ただ、戻り時間が遅くなってしまい、お二人が掘ってくれた竹の子を料理できなかったのは、実に申し訳ない結果となった。

 お二人は、翌朝7時発のミニバス(ワゴン車)でチェンマイに向かい、翌日にはバンコクに戻っていった。

 こうなったら稲刈りの時期にぜひ再訪していただき、自分たちで収穫した新米をたっぷりと味わってもらうしかあるまい。

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2 コメント

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Unknown (バンコクのT)
2013-08-01 00:02:48
先日はお世話になりました!
たくさん貴重な体験ができてとっても楽しい滞在だったと周囲にお土産話をしています。
次回はお米を食べに、そして魚と竹の子と、いろいろリベンジに伺います!
ラーさん、村の皆さんによろしくお伝えください。
写真も追々送りますね。
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こちらこそ! (クンター)
2013-08-02 11:51:17
バンコクのTさん

 こちらこそ、ありがとうございました。大虎の出現など余分な体験も多々あったかと思いますが、楽しんでいただけたようでホッとしています。稲の収穫時の各種リベンジツアー、楽しみにお待ちしております。それでは、お元気で!

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