そういうものに私はなりたい

ロハスな日常と非日常な旅を綴るブログ。

ふく郎で飲む

2009年06月18日 21時32分19秒 | Weblog
 三内丸山遺跡には、発掘した遺跡を紹介する資料館があり、建物はしょぼいのだが、展示品は充実している。縄文文化のイメージを覆すくらい文化のレベルが高かったことがよくわかる。
 他にも縄文自遊館というのもあったので、見学してみた。こちらは、大金をかけてつくられたような立派な建物であるが、中身は子供だましみたいで、それほど充実してはいないようだ。
 おみやげもの屋さんがあったので、地ビールとつまみを買って、青森駅行きのバスに乗り、駅から歩いて宿泊のホテルに荷物を置き、軽く飲みに行くことにした。目的地は「ふく郎」という居酒屋。もちろん太田和彦氏の居酒屋紀行にでてきた店である。
 中に入るとカウンターの横に大きな顔がある。ねぶた祭りで実際に使われたものの一部らしい。マスターはなんというか、職人気質な感じの人で愛想がいいわけではない。
 ただ、出す料理や酒には自信をもっているようだ。とりあえず、冷酒と刺身の盛り合わせを注文。お通しでカニがでてきた。小さなカニで青森ではたしかクリガニと言われているカニで珍しいらしい。
 このカニは、市場でひとつ840円で売られていたが、ぜひ客に食べてもらいたいので、うちでは480円で出している。と照れながらマスターが言っていたが、まあそんな感じのマスターである。
 そのほかには、にしんの切り込みや貝焼きを食べてみた。貝焼きはほたて貝のからにみそと出汁と具材を入れて焼くものであるが、これがあつあつでうまい。にしんの切り込みはシンプルな料理であるが、日本酒に良く合う。値段も安いし。にしんは大好物である。
 カウンターに地元客が来ていて、マスターって地味だね。なんて、会話で盛り上がった。知らぬものどおしで、盛り上がれるのは、いい居酒屋である証拠である。
 値段表示のない店だったので、会計のときは少しびくびくしたが、かなり飲んで食べたにもかかわらず、そこそこの支払いで済んだ。



日本の火まつり青森ねぶた2007(DVD)



【日本最大級の旅行サイト】楽天トラベル