そういうものに私はなりたい

ロハスな日常と非日常な旅を綴るブログ。

和歌山へ

2007年01月11日 22時52分02秒 | 2007年1月伊勢南紀旅行
 3日目、朝起きると雪だった。かなりの吹雪である。ただ、道路には積もっていないので、なんとか今日の予定をこなせそうだ。
 まずは、仙人風呂という川原の温泉に行く。その頃には雪は止んでいた。川原を掘ると温泉が湧き出すのだが、冬の期間だけ千人は入れるだろうというほどの大きなプールみたいな風呂をつくって無料開放している。小さな脱衣場で服を脱いで、その仙人風呂に入る。
 川だけにお湯はきれいではない。川の流れと、温泉の噴出す場所により、ところどころ温度が微妙に違う。熱いところは熱くて近寄れないくらい熱い。お湯に浸かっているうちにまた、雪が降り出した。川原で雪見風呂というのもなかなかいい。
 また、車に戻り、熊野本宮大社を参拝する。これで、熊野三山を制覇した計算である。石段の両側に白黒の旗が並び、神秘的な雰囲気がある。近くの小さな店でペットボトルの茶を買って、今度は、白浜方面に向かう。途中、道の駅により、朝飯として秋刀魚寿司を買って半分ほど食べた。秋刀魚は酢漬けで、日持ちするそうなので、残りの半分は翌日の朝飯用にする。
 白浜に到着して、崎の湯という海辺の温泉に行った。海からの風は冷たくて強い。油断していると飛ばされそうだ。海の見える露天風呂のみの温泉であるが、景色が良くて風情があって、気持ちよかった。
 続いて昼飯を食おうということで、田辺市まで車で移動し、「銀ちろ」という高級な有名店に寄る。ここでの目的はクエ鍋である。クエという魚を食ったら、他の魚は食えんというくらい、うまい魚で、中でも鍋にするとうまいらしい。もちろん、貴重な魚なんだろう。かなり値段が高かったが、もしかしたら、もうクエを食える機会なんてないかもしれないと思い、思い切って注文した。
 少し時間がかかったが、クエの切り身と野菜を盛った皿と鍋が届き、鍋に火をつけて食べる。まずは、クエのアラから鍋に入れて出汁をとる。このアラもいろんな味、感触がしてうまい。魚とは思えないような濃厚な味、最初鶏肉かと思ったくらい。普通の切り身の部分も当然うまい。脂がのっていて、しっとりしていて、旨みも充分にある。さすがに値が張るだけあって、うまい。
 一緒に注文した熊野牛の寿司とクエ鍋で、もうおなかいっぱいだが、クエ鍋の残りを使ってさらに雑炊も食べる。この雑炊がまた、クエの出汁がよくでていてうまい。なんとかおなかに押し込んだ。もう食えない。
 満足して、和歌山方面に向かう。途中みかんで有名な有田を通ると、山一面がみかん畑ですごいと思った。和歌山市内に入ると、少し渋滞があったが、無事に目的の和歌山城に着いた。
 和歌山城は、それほど大きい城でもなく、歴史的にみても、それほど価値のある城ではない。中の展示品もそれほどでもなかった。レンタカーを返し、ぶらくり横丁の近くの安ホテルにチェックインして夕飯を食べに行く。
 まずは、軽く酒を飲もうということで、魚料理で有名な「銀平」に入る。カウンターからして立派で、貧乏ツアーの私らにはあきらかに不釣合いで、緊張してしまった。大きな器に盛られた刺身とてんぷらをとり、ビールと酒を二本くらい飲んで、早々と退散した。
 そこから歩いて、和歌山ラーメンの有名店「井出商店」に向かう。500円のラーメンと150円の早寿司を食べた。たしかにうまいラーメンだと思うが、このレベルなら都内でも充分食べられると思う。
 この日は温泉に3箇所も入り、飯も充実していた。移動距離も多かったので、疲れている。駅前でタクシーをつかまえてホテルに戻り寝た。


【料亭のクエ】幻の天然紀州産最高級クエ鍋2人前(460g)直営の和食店3店で販売しているため、...


和歌山中華そば(10食メンマ、スープ付)