一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2021年度上半期・驚愕の一手

2021-10-01 00:24:53 | 将棋雑記
2021年も、早くも10月。ということで、密かにレギュラー化を考えている「半期・驚愕の一手」を、今回も記してみる。対象期間は2021年4月1日から9月30日までで、私がテレビ、SNS等で見聞きしたプロ将棋とする。
今回選んだのは9月7日に指された、第70期王座戦一次予選2回戦・▲野月浩貴八段VS△瀬川晶司六段の一戦である。
相掛かりで始まった本局は、難しい戦いながら野月八段の優勢となり、迎えたのが第1図である。ここで、野月八段に驚愕の手が出現する。

野月八段は▲1二銀!(第2図)と打った。これが上半期驚愕の一手で、何としても△1一香を入手し、▲8六香から飛車を召し取る狙いだ。AIなら平気な顔で候補手に入れるかもしれないが、人間にはなかなか浮かばないと思う。
むろん野月八段の柔軟な発想によるが、AIの常識に捉われない指し方を、棋士が学習した成果もあると思う。

さて▲1二銀に瀬川六段は相手にせず△5九角としたが、野月八段は構想通り▲1一銀成から▲8六香とし、飛車を入手。以下、後手玉を綺麗に寄せた。
あらためて「▲1二銀」とは衝撃的で、将棋にはいろいろな手があるものだと感心させられた。
そしてこの手、実は「瀬川晶司のシャララ日記」に紹介されたもの。私はヒトのブログはあまり見ないが、これはたまたま目に入った。つまり今日の当ブログは、瀬川六段の記事の丸パクリで、私オリジナルとしての価値はない。
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