一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

日レスインビテーションカップ・勝敗予想

2010-08-08 02:33:49 | 女流棋戦
どうも気が滅入るのであまり目にしたくないのだが、検索サイトのトップニュースで、だいたい概略が分かってしまう。
そう、あの幼児遺棄殺人事件である。幼児を見捨てて逃げたあのバカ親、どうしようもない。酷暑のなか、喉の渇きがいかに苦しいか、私は身をもって体験している。空腹と渇き、誰も助けてくれない絶望の中で息絶えた幼児の無念を思うと、やりきれない。バカ親が犯した「ゆるやかな殺人」は、最も残酷なものだ。その罪は重いぞ。私が裁判員だったら、このバカ親を即死刑とするところである。
何年か前の夜、ウチの近所で幼児(2人と思われる)が泣き叫び、それが数十分続いたことがあった。そのときウチの両親は旅行中。私は躊躇したが、警察へ通報した。もし児童虐待だったら、ただごとではないからである。
そのあと警察が駆けつけ、泣き声は収まったが、その翌日だったか、また幼児の泣き声が聞こえたので、私は再び警察へ電話した。すると、また泣き声がやんだ。
そのまた翌日、2人の刑事がウチへ訪ねてきた。私は警察に自分の電話番号と所在地を告げてはいたが、刑事(男性と女性)の訪問には、ちょっと驚いた。
刑事が言うには、子供に虐待の痕跡はなし、とのことだった。虐待か否かは、泣き声で分かるのだと言う。「ギャーッ」と泣いたら(叫んだら)要注意だそうである。
1回目の泣き声のときは、子供がお風呂でうっかりカギを閉めてしまい、それで泣いたのだという。しかしそんなことがあるものだろうか。
母親は虐待の疑いをかけられ、涙をこぼしたという。それは申し訳ないことをしたと思うが、私は警察に通報したことを、まったく後悔していない。
旅行から帰ってきた両親には、「余計なことに首を突っ込むな」と釘を刺された。しかし私は余計なことをしたとは思っていない。児童虐待の疑いで、警察に100回電話をかけ、仮に99回が間違いだったら、それはそれでいい。でももし残りの1回が本当だったら、それで幼い命が救えるのだったら、私は何度でも電話をかける。

きょう8日は、東京・新宿のホテルで「日レスインビテーションカップ・第4回女流棋士トーナメント」の公開対局が行われる。
準々決勝と準決勝の6局。一挙にファイナリスト2名が決まるわけだ。今回も懲りずに、戦型と勝敗予想をしてみる。
石橋幸緒天河-鈴木悠子アマ戦は、ちょっとむずかしい。石橋天河のゴキゲン中飛車としよう。対する鈴木アマがどういう作戦を採るか。石橋天河の貫禄勝ち。
船戸陽子女流二段-中倉彰子女流初段戦は、中倉女流初段の四間飛車穴熊に、船戸女流二段の居飛車穴熊。ねじり合いの末、船戸女流二段の勝ち。
山下カズ子女流五段-新藤仁奈女流アマ名人戦は、新藤アマの振り飛車に山下女流五段の左美濃。新藤アマがうまく捌いて快勝。
中井広恵女流六段-渡部愛ツアー女子プロ戦は、相矢倉。いまは死角のない中井女流六段の、貫禄勝ち。
準決勝第1局は、石橋天河の居飛車に船戸女流二段の中飛車穴熊。石橋女流天河は代表理事職で多忙を極めており、公式戦の成績も芳しくない。対して船戸女流二段は気力が充実しており、船戸女流二段の勝ち、といいたいところだが、地力に勝る石橋天河が競り勝つと予想する。
準決勝第2局、中井女流六段-新藤女流アマ名人戦は、新藤女流アマ名人の振り飛車に中井女流六段は居飛車穴熊で対抗、と予想する。中井女流六段の振り飛車対策は左美濃が主だったが、最近はそれに穴熊のレパートリーを加えている。中井女流六段が穴熊を採用したら「鬼に金棒」だ。中井女流六段の快勝。
かくて決勝進出者は、石橋天河と中井女流六段。これは大方の予想どおりであろう。
しかし勝負事は何が起こるか分からない。誰にでも勝機はある。優勝賞金の100万円を目指し、皆さま、いい将棋を指してください。
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6 コメント

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こんな世間に誰がした?。。。。 (瀬戸のひしお。)
2010-08-08 18:37:50
子殺しに親殺し。。。加えて長寿の御老人が実は○十年前に亡くなっていたり行方不明。。。なんという国になったのでしょうかね!?。戦後民主主義の陰で今も続く家族崩壊大作戦!。国家が無くなっても個人の尊重が第一って何?。

やや不謹慎ですが、日レスとかLPSA大会は3位決定戦までやって3連単予想を懸賞代わりに募集して当たったら景品とかいかがでしょうか?。順位通りとなると以外と当たらないかも?。。。
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勢ぞろい (さわやか風太郎)
2010-08-08 21:02:19
今日はいらしていなかったのですか。
お見かけしませんでしたが。
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日レス杯と林葉さん (LPSAファン)
2010-08-08 21:08:32
今日の日レス杯で、初めて林葉さんを生で拝見しました。
準決勝の解説会で、船戸さんとの楽しいトークを聞かせていただきました。船戸さんは林葉さんのカレー屋に通っていたとのこと。
林葉さんの体力面の不調はやはり大きいようですね。明るいキャラでトークされている反面、話し続けるのも少しつらそうなご様子でした。
復帰していただいたら、嬉しい限りですが、それを望むのは少し酷なのかなと思ってしまいました。
LPSA棋戦での対局だけでも、復帰して続けて行かれたらどうでしょう?リハビリ代わりになればいいと思うのですが。
きっと生来はとても将棋が好きな方だと思うので、将棋を指すことで、健康面も改善する可能性があるかも。
イベントに参加されるのは、もう少し体力が回復してからの方がいいのかもしれないですね。

渡部さんと中井さんの矢倉戦は本日一番の熱闘。愛ちゃん惜しい。

ところで、一公さん来てました?お会いできなくて残念です。
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行きましたが帰りました (一公)
2010-08-09 00:21:59
>瀬戸のひしお。さん
いまは他人との交流を忌避する人が多くなりましたね。まあ私もそのひとりですが。
将棋界にも、自分だけ良ければいい、という人がいます。
「3位決定戦」ですが、そこまで予想するには、LPSA現役女流棋士の人数が少ないと思います。

>さわやか風太郎さん
8日は準々決勝だけをライブで見て、帰りました。林葉さんのゲスト出演をうっかりしていました。

>LPSAファンさん
林葉さんの今後は、LPSAファンさんのおっしゃるとおりでいいと思います。
林葉さんは、LPSAに籍を置いておくだけでいいのです。将棋は体力が戻ってから、1dayトーナメントあたりで指せばいい。ファンの声を無視して休場を繰り返し、いつまでも現役でいる坂東先生のような感じで、ゆったりしていればいいのです。
中井-渡部戦は、熱戦でしたね。渡部先生は中井先生をあれだけ苦しめたのだから、良しとしましょうか。
上でも書きましたが、私は今回、途中で帰りました。LPSAファンさんとまたお会いできることを、楽しみにしています。
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微苦笑表現 (まるしお)
2010-08-09 07:02:57
 「ファンの声を無視して休場を繰り返し、いつまでも現役でいる坂東先生のような感じで、ゆったりしていればいいのです。」

 ときどきこういう表現に出会えるのが本ブログを読む醍醐味であります。
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見る人が少ない (一公)
2010-08-10 00:28:06
>まるしおさん
コメント欄は本文より見る人が少ないので、こちらのほうで、より本音を言っていることがあります。
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