一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

羽生九段、タイトル戦で藤井竜王に挑む!!

2022-11-23 00:08:03 | 将棋雑記
第72期王将戦挑戦者決定リーグ最終戦一斉対局が22日に行われ、羽生善治九段が豊島将之九段に勝ち、リーグ6勝0敗の完全勝利で、藤井聡太王将への挑戦権を獲得した。
この対局、王将戦なので無料中継はもちろんなく、ABEMAの放送もなかった。よって私はネット掲示板を盗み見るだけだったが、どうも中盤に豊島九段に見落としがあったようで、羽生九段が圧倒的優勢になった。そのまま羽生九段が押し切り、勝利した。
以前もこのブログに書いたが、羽生九段の対豊島戦直近10局は、1勝9敗だった。よって、誰が予想しても豊島九段の勝利だったが、羽生九段は往年の強さを取り戻し、見事に勝ち切ったわけだ。実に素晴らしい。
王将戦は第65期以来7年ぶり、タイトル戦は2020年秋の第33期竜王戦以来の登場となる。
むかしは羽生九段がタイトル戦に出ない年はなく、羽生九段のタイトル戦にいささか食傷気味だったが(99期も獲ったのだから当然だ)、いざ羽生九段が無冠になり、B級1組に降級し、年度負け越しの勝率3割台に落ちてみると、妙に羽生九段のタイトル戦が見たくなるから不思議だ。
しかし羽生九段はやってくれた。しかも相手が新・史上最強棋士の藤井王将とくれば、ありそうでなかった中原誠-羽生善治のタイトル戦を越える、伝説のカードとなる。いままでにない大フィーバーになること必至である。
その七番勝負の展望だが、まず両者の対戦成績は、藤井王将6勝、羽生九段1勝。いかに復活した羽生九段といえども、藤井王将相手に4勝は厳しい。そりゃ私だって羽生九段のタイトル100期は見たいが、相手が悪すぎる。指し込みを免れるのが精一杯、という気がする。
それにしても王将戦は、タイトル戦の序列7位でありながら、話題になることが多い。これは単なる巡り合わせなのか、それとも歴史の重みのなせる業だろうか。
ああしかし、王将戦であるがゆえに、今後も無料中継はないのだろう。といってスポニチを買うまでのことでもないので、私はまた、ネット掲示板を楽しむことになる。
七番勝負第1局は来年の1月8日、9日。
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2 コメント

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Unknown (TOM)
2022-11-23 10:55:42
王将戦関係のスポンサーは大徳してますよね、有料専用中継&賞金低&地獄リーグ戦の豪華面子

追伸 女流王座戦第二局の現地大盤解説に行ってきます、聞き手に武富さんとか来てくれないかなぁ?(関東に行っちゃったから無いか)
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祈る (一公)
2022-11-25 21:47:08
>TOMさん
はい、王将戦は費用対効果がいいですね。無料中継してくれないですかね。
タイトル戦の大盤解説会聴講は、いい趣味です。お気に入りの女流棋士が登板されることを祈ります。
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