ノイバラ

かつて・・・



彼は　イバラの冠をかぶった



それは神の愛の中だった




永遠の生命の中で



命を捨てた

わ た し さん

はなももの里　2019.5.3




目に見える世界は　

透明ガラスに描かれた絵



そのうらに透けて見える　

「わたしさん」という生命の風景

もっと深く

世界の音を聴く
想念の声を聴く

現れては消え
現れては消え

繰り返し繰り返し
それは波のよう

私は海深くへ潜っていく

もっと深く
もっと深く

少しづつ静かになっていく
しかし、依然として波の音は聞こえる

しつこくしつこく

今日やらなければいけないことを並べたてる
時間がないとせきたてる



この声だ
いつも私をせきたてる声


もっと深く
もっと深く　と思う私を



何が何でもひき止める


次々にやることを並べ立て、
これをやってから
もっと時間のあるときに
また今度
また今度・・・と

対象

対象はあなたの中に現れ

あなたの中で消えてゆきます。


あなたがいるから、対象があります。


つまり、あなたが対象について考えた瞬間に

対象は生まれるのです。




あなたが何かに注意を向けているとき

あなたはその対象に縛られています。


しかし、あなたが単に注意深くしているとき

あなたは何にもしがみついていません。（われ在り　I AM p196）

一瞬

私という人格は過去の記憶だという。

この桜も過去の記憶

私と同じ

今にはない


カシャッとシャッターをきったあの一瞬のきらめき