八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

故郷の廃屋

2014年03月07日 20時00分42秒 | Weblog
福島第一原発から、20キロ圏内の墓地に、旧知が埋葬になったので、埋葬に立ち会った時に、カシャッとした。遠くの国道も、車の往来は、ぽつぽつだった。近くにも、人影は見当たらない。この地は、日中の往来は、自由だ。夜間は、寝起きはできないという。聞くと、家屋は、三年も住んでないので、荒れたままという。まさしく、故郷の廃家だ。「幾年ふるさと 来て見れば 咲く花鳴く鳥 そよぐ風 門辺の小川の ささやきも なれにし昔に 変わねど あれたるわが家に 住む人絶えてなく」。
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