生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信562 ・社民党へ投票を結集しよう

2010-06-17 06:46:18 | 日記
お早うございます。日本の安全を「アメリカ頼み」にさせるのは、アメリカが占領時代にめざした最大の目標でした。いまそれが見事に結実し、アメリカからのマインドコントロールをそれと意識しないまでに完成させています。素晴らしい日本のアメリカへの屈服ぶり。
生き生き箕面通信562(100617)をお届けします。

・社民党へ投票を結集しよう
 いよいよ選挙モード。今回、選挙の最大の焦点は「沖縄」であるべきだと考えます。もちろん、財政再建も差し迫った課題であり、消費税の増税や、年金など福祉政策をふくめ「生活」をどう守るのか、も大事な焦点です。しかし、国の根幹となる「安全保障」こそ、政権交代の最大の意義であり、これを正しい軌道に乗せることが日本人がはらをくくって決断すべきいま最も重要な問題です。

 残念なことに、菅首相には、沖縄の問題が日本人全体にとってどれほど重要であるかがお分かりになっていません。だから、はらをくくって取り組むというより、「規定路線」に”逃げ”こもうという姿勢が目立ちます。

 まず、民主党代表に選ばれた直後、オバマ大統領に電話で「(辺野古を明記した)日米合意を実施します」と、最初から進んで”白旗”を掲げました。なんたる腰抜け。まだ首相として正式には選ばれていない段階にもかかわらず、忠犬ポチ公気取りです。

 しかも、「少なくとも県外」を主張してがんばる鳩山さんをまつり上げ、「辺野古へ回帰」を主導した岡田外相、北沢防衛相、前原国交相を留任させるにいたっては、「沖縄の願い」などどこ吹く風です。

 「基地問題には、タッチしたくない」。これは菅直人氏が昨年の政権交代直後に語った言葉です。ウチナー・ポップの代表的な音楽家で民主党参院議員でもある喜納昌吉さんが、自著「沖縄の決定権」のなかに記していると伝えられています。当時、菅氏は喜納氏に「沖縄問題は重くてどうしようもない。もう沖縄は独立した方がいいよ」と語りかけたそうです。

 ここには、一国のリーダーとして「沖縄の基地問題」と正面から向かい合い、日本の安全保障問題を正常な姿にしようとする覇気が根本的に欠落しています。

 結局、菅政権は、政権交代が本来めざすはずだった軌道をはずれ、結果的には増税だけを押し付けるグロテスクな政権に変わろうとしています。ややこしい問題からはすべて逃げる。”逃げ菅”で、この日本丸の舵取りができるでしょうか。

 こんな政権なら、自民党となんら変わりません。参院選では社民党を育て、私たちの運命を私たちで切り開きましょう。