つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

(記録)創学者・金子泰藏学長

2020年11月16日 | 日記

              創学者・金子泰藏の胸像

 山手線の高田馬場駅戸山口改札口から3分ほどいくと学校法人金子教育団法人本部のある建物にたどり着く。ビルに入ると一階のロビーに金子泰藏先生の胸像が設置してある。東京国際大学の図書館にも同じものが置いてある。
 金子泰藏先生はこの高田馬場の土地に予備校一橋学院を設立して教育運営に携わってきた。普通の人なら仕事を引退する60歳に大学設立の夢を果たして国際商科大学を昭和40年に設立した。第一期生が入学する時の国際商科大学の入学案内が出てきたので読み返してみた。金子泰藏学長の教育方針が掲載されている。
 「アカデミックな雰囲気の中に理論に偏せず、実務に堕さず、高度の教養と学識を具え、しかも国際的分野の活動の出来るよう配慮する。具体的には、内外商社貿易の第一線、大メーカーの国際部門に活躍する人材、官公庁各機関及び会社の駐在員、独立企業の経営マンを養成する。従って語学に重点をおき専門科目の学習には、原書を教科書として使用することを強く推進する。会話は勿論、スピーチ等語学に絶対の自信を与える」
 大学の教育理念を持っており、当時の学生たちは金子泰藏学長の理念を求めて入学をしてきた。素晴らしい学長でありました。金子泰藏学長の胸像を見るたびに、初代学長・金子泰藏先生の諭していた言葉が聞こえてきます。現在の東京国際大学が在るのは、金子泰藏学長の教育理念があったからだと考えます。
金子泰藏学長を知らない教員、職員も多くなっておりますが、基本となる原点を理解することは必要であります。

(11月16日記)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする