古代日本の歴史を謎解き

日本の古代史の謎に挑戦します。

「天皇記」と「国記」

2016-12-23 16:21:20 | 歴史
古事記・日本書紀より以前に、天皇家の歴史と国の成り立ちを記載した日本の史記がありました。
「天皇記」と「国記」です。
聖徳太子と蘇我馬子がこの時代に共同で編纂しました。
しかし645年の中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我氏を滅ぼした乙巳の変で焼失したとして現存はしていません。
つまり、聖徳太子は既に、自らの一族を天皇と呼び、大陸の皇帝と比較して国を治めるトップ一族として紹介した。
国記では、天皇家一族が古代から日本を統一していく歴史が書いてあったはずです。
その内容が古事記・日本書紀に引き継がれたでしょう。
日本神話や神武天皇から推古天皇以前までの武勇伝が書いてあったはずです。
古事記では、更に33代天皇推古天皇の記述が加えられます。
672年壬申の乱後、天武天皇が、天皇記・国記に代わる国史の編纂を命じています。
古事記・日本書紀と天皇記・国記の内容が類似ている事は間違いないでしょう。

古事記
1.上つ巻(序・神話)
2.中つ巻(初代から十五代天皇まで)
3.下つ巻(第十六代から三十三代天皇まで)
の3巻より成っている。
中つ巻は15代天皇 応神天皇で終わり
下つ巻は16代天皇 仁徳天皇で始まります。


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