私たちのささいな情報が敵対国家に利用されることの恐ろしさを、日本国民の多くは勘付いていない。どのように暮らし、個人的にどのような性癖があるかをそれらの敵対国家が把握すれば、静かなる侵略を行うには好都合なのである。自分たちのエージェントに仕立てあげるには、公表されたくない秘密を突き付けて、言うことを聞かせることもできる。金に困っている人間であれば、それを与えればいい。女好きであればハニートラップを仕掛ければいいのである。中共お得意の超限戦では何でもありなのである▼国家レベルであればなおさら深刻である。全ての電話が盗聴されているのと同じであり、国家の重要な機密がただ漏れ状態になっているようなものである。それでもなおLINEを使うというのは常軌を逸している。LINEに固執するのは、餌を与えられているか、協力せざるを得ないような関係で出来上がっているからだろう。コミュニケーションツールとして便利であるということは、その反面リスクも伴う。その最たるものが覗かれるということである。どのようにガードするかは、個人のレベルを超えて、国家が責任を持つべきである▼ある日突然、敵対国家の支配下に日本が置かれてしまう。そんなSFじみたことが実際に起こりうるのである。ソーシャルメディアを他国に委ねることの危険性は以前から叫ばれていたことであった。にもかかわらず、それを放置してきた政治の責任は重大だ。今すぐにLINEの使用を断固禁止すべきなのである。
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