草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

未知のウイルスとの闘いにアメリカ流リスク管理は通用しない!

2020年02月21日 | 感染症

未知のウイルスとの闘いには、完璧を求めることは難しいのではないだろうか。アメリカ流のリスクは管理可能という考え方ではなく、勝たなくてもいいから、被害を最小限にする方針に転換すべきだ。相手は手強いのであり、感染者の数で一喜一憂するのではなく、どれだけ人の命を救えるかが問題なのである▼永井陽之助が『現代と戦略』で述べていることが参考になると思う。永井は危機に際して「人間のさかしら(イデオロギーとか戦略とか)で作為的に介入をこころみても、なんびとも予測できない制御不可能な、さまざまな連鎖反応と逆流現象が生じ、意図に反する結果(逆効果)を生む」ということを指摘していたからだ▼今回の政府の対応で危惧されるのは、感染の拡大をコントロールできると高を括っている節があることだ。全てを確率論で割り切り、コンピュータのデータを駆使すれば危機を乗り切れると思うのは、あまりにも傲慢である▼現場で頑張っている人たちの意見を尊重し、一つ一つ対応することが大事なのである。大それた方針はなくても、悪戦苦闘することで必ず活路を見出すことができるはずだ。もはやパンデミックを防ぐことは困難になってきており、希望を見出す努力をするしかないのである。


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