尖閣諸島の魚釣島に東京都議の地方議員らが上陸したのは、思い余っての行動であり、日本人であれば、誰もそれを阻止はできない。民主党政権の対応は後手後手に回っている。不甲斐なき政治に代わって、国民の怒りを代弁した勇気には、心から敬意を表したい。日本が国家として身構えつつあることを、中共も理解したのではなかろか。いざとなれば、日本人は国民が一丸となって、外敵に抗するのである。これに慌てた中共は、面子を取り繕う意味で、国内の20以上の都市で反日デモを組織した。四川省成都では、数千人がデモに参加したと伝えられるが、そこに動員された警察官は数百人程度で、一人として拘束されなかったという。内陸部である四川省での騒ぎは、あくまでも官許のデモであり、遣らせでしかない。しかも、民衆をより動員すればするほど、中共指導部に矛先が向いてくるのは確実で、尻つぼみに終わるのは間違いがない。これに対して、日本人の怒りの行動は、まさしく草の根のレベルである。民主党政権がバックアップするわけもなく、手弁当で尖閣諸島まで出かけたのである。これまでは黙殺していたテレビも、地方議員らが泳いで上陸したことで、大きく報道さざるを得なくなった。日本の領土を死守しようとする者たちの決死の行動に、多くの日本人が拍手喝さいをしたはずだ。中共や韓国の挑発行為は、あまりにも目に余る。殴られてばかりいないで、反撃することも必要なのである。
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