日本のマスコミは、相も変わらず「戦争反対で」通用すると思っているから、平和惚けこのうえない。朝日新聞などは「日本が攻撃されたわけでもないのに騒ぎすぎだ」という外国人特派員の意見をわざわざ紹介している。あまりにも意図的な世論誘導で見え透いている。自国の領空をミサイルが通過したにもかかわらず、「平気な顔をしていろ」という神経が理解できない。日本の安全保障の見直しを提言する位の危機感があってしかるべきだろう。今回の北朝鮮のテポドン二号のミサイル発射をめぐっては、韓国だって警戒態勢を強めていた。ノンビリしていたわけではない。さらに、人工衛星の打ち上げに失敗したわけで、日本にミサイルの一部が落下することも当然想定された。自衛隊がパトリオットやイージス艦などを動員して警備にあたったのも、過剰なものではなく、予想された被害を最小限にくいとめるための処置であった。麻生首相は国民に平静さを呼びかけながらも、果敢に対応したことは評価されるべきだろう。これによって北朝鮮も、日本をいかに恫喝しても、それをはね返す底力があることを思い知ったはずだ。
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