「モリカケ」がここまでもめたのは、特定野党に呼応する自民党の国会議員がいたからである。石破茂、村上誠一郎はその代表格だが、安倍以後を狙っている者たちも、自分の出番をつくるのに必死である。国家国民のことなどどうでもいいのだ。ようやく「モリカケ」が決着したと思ったらば、今度は岸田文雄や竹下亘あたりまでごねている▼宏池会を引き継いだ岸田や、旧経世会のトップの座にある竹下は、是が非でも安倍総理の三選に待ったをかけたいのである。清和会に属する安倍総理の直球勝負が気に入らないのだろう。憲法改正についても明言を避けており、今後の政局の焦点は自民党内の権力闘争に移りつつある。自民党の党是である憲法改正に異論があるのであれば、さっさと離党すべきだろう▼我が国は未曽有に危機に直面しており、自民党全体で安倍内閣を支えなくてはならない。かつてのような派閥レベルでの行動は厳に慎まなくてはならない。特定野党と結託するのは最悪である。そうでなくても安倍総理の任期は、いくら頑張っても2021年までである。残念でならないのは、安倍総理に取って代わろうとする顔ぶれの経済政策は、財務省の言いなりであることだ。アベノミクスをまったく理解していない。安全保障政策でも危機感に乏しい。日本を守り抜くためにも、安倍総理のために粉骨砕身した者だけが、次の総理総裁になることができるのである。
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