今こそ保守は隊列を整えなくてはならない。警戒すべきは二つの流れである▼一つはグローバリズムを加速させる安倍政治である。移民を容認するかのような法律が衆議院を通過したことは由々しき事態である。中共の日本侵略を防げなくなるばかりか、治安の悪化も懸念されている。もう一つは劣化した保守の台頭である。売らんかなという商業主義と馴染まないのが保守の思想であり、ベストセラーになって派手な話題を振りまくのではなく、素朴な日本人の常識に根ざすのが本来の保守である。自虐史観を攻撃すれば何でも許されると思うのは間違いである▼政権与党の自民党の体たらくに対しては、保守新党を立ち上げるしかない。それも若い人が中心の政党でなくてはならない。これまでの行き掛かりを捨てて、日本の危機を共有する者たちが結束しなくてはならない。来年の参議院選挙では、全国区に候補者を擁立させるべきだろう。それ以外に残された選択肢はない▼保守言論の劣化については、いかに微力であろうとも、ネットでの個々の言論戦で反撃するしかない。金儲けや商売としての発言は、すぐに馬脚を現してしまう。名も無き民草の主張こそが国を救うのである。参考文献を公表しない歴史書はあり得ない。とくに保守はその点について厳格であるべきだ。誰が信用できるか、保守であればあるほど、冷静な判断が求められているのである。
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