草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

感染拡大を阻止しなければ日本でも多くの命が失われることに!

2020年03月28日 | 感染症

武漢発の新型コロナの感染拡大で、医療崩壊が起きているかどうかの目安となるのは、感染者のうちの死亡する割合ではないだろうか。ジョンズ・ホプキンズ大の現時点での集計によると、アメリカの感染者数は97226人で死亡者が1478人。死亡率は1・5パーセントである。これに対してイタリアは感染者数が86498人で死亡者が9134人。死亡率は10パーセントを超えており、明らかに医療現場が機能していないことが分かる▼日本の場合は感染者が1387人で死亡者は47人である。死亡者の確率が3パーセントとなっているのは、重症者に限定して検査をしているからだと思う。各国の平均死亡率が1パーセントから2パーセントの間であることから推察すると、実際の感染者数はその2倍から3倍に達するとみられる。感染者数4625人で死亡者54人というカナダが参考になるのではないか▼新型コロナに感染しても、約80パーセントはたいした症状が出ない。約20パーセントが入院する必要があり、約5パーセントが重症化するという数字は、ほぼ確定しているのではないだろうか。感染拡大を阻止しなければ、日本でも死亡者の数は増え続けるということだ。私たち一人ひとりが外出を自粛することで、多くの命を救うことができるのである。自分だけではなく、他人を気遣う気持ちがあるかどうかなのである。

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