草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

黄色いベストはエリートとグローバリズムへの怒りだ!

2019年04月16日 | 思想家

フランスでの騒ぎはエリートとグローバリズムへの怒りである。フローラン・ダバディは、ニューズウィーク日本版の「フローランの日本文化論」というコラムで「『黄色いベスト』が求めるフランス第2の『革命』」を執筆した。昨年12月18日にはネットにもアップされた▼興味深いのは、フランスの黄色いベスト運動の参加者について、トランプ支持者との共通点に触れていることだ。エリートの特権に憤り、体制転換を求めているというのだ。それは昔流のリベラルや左翼のカテゴリーでは理解できない。彼らの生活レベルは中流である。外国人が入ってきて、自分たちの生活が脅かされることに危機感を抱いており、環境保護やグローバリズムのイデオロギーの信奉者ではない▼フローランの「黄色いベストたちは自分の居場所のことが心配なのです」との見方は的を射ている。ヨーロッパは過去の栄光を取り戻すのが難しくなっている。フランスとてその例外ではない。多民族国家が進んだフランスの未来は絶望的なのである▼同じ問題に直面している日本での解決策として、フローランは、多様な民族が日本でまとまる共通の目標を掲げるべきことを説き、日本人の美徳である「礼儀、連帯、謙虚さ、忠誠、勤勉」を挙げている。まさしく日本の保守が主張していることではないか。それを目の敵にしているのが、日本のリベラルや左翼なのである。

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東京大衆歌謡楽団の昭和の懐メロには日本の心がある!

2019年04月16日 | 世相

令和の御代が日本の国柄が見直されるきっかけになればと思う。今こそ浮ついた軽薄な風潮を改め、もう一度日本を取り戻すときなのである▼東京大衆歌謡楽団が野外ライブを開き、黒山の人だかりになっているのを知った。たまたまネットの動画で見たもので、高島四兄弟のメンバーはいずれも昭和のモダンボーイに扮し、ボーカルで長男の孝太郎が昭和の流行歌を直立不動で歌うと、聴衆も手拍子で応じていた。平成29年に結成されたというが、すでに日本コロンビアから『街角の心』を発売している▼グローバリズムの時代になって、団塊の世代や、それに連なる者たちにとっては、父母の世代が口ずさんだ歌は耳に残っている。それだけに「赤いランプの終列車」「梅と兵隊」「青い山脈」の演奏や歌声に懐かしさがこみ上げてくるのだ。孝太郎は出身地の富山でちんどん屋をしていたこともあり、大衆の心をつかむ術を知っていたのではないだろうか▼東京大衆歌謡楽団は去る4月8日には「名残の桜靖国神社奉納演奏」で、懐メロを奉納した。桜の下に集まった英霊たちも、笑顔で拍手をしてくれたと思う。そこでは「ラバウル小唄」も披露された。軍歌もタブー視すべきではないのである。私たちはここで立ち止まり、しんみりと昭和を思い出すべきではないだろうか。先人の喜びや悲しみの上に、今の私たちがあるのだから。

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