草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

フランスの若者の多くは左翼でなく国民連合支持だ!

2018年12月10日 | スポーツ

国民連合のマリーヌ・ル・パン党首は、パリで起きているデモへの支持表明している。今回の騒ぎは複雑な様相を呈している。日本と同じように、フランスの若者の左翼離れは進行している▼特権的な地位に甘んじているのは、フランスでもエリートたちであり、彼らは異口同音に民主主義の大切さを説く。しかしながら、彼らはエリートであることで、高給を得ており、一般民衆には考えられない生活をしている。格差社会を云々しながら、自分たちが特権的な地位にあることを、一方では肯定しているのである。これに対する怒りが爆発しているのだ。日本でNHKの職員の給与が批判されるのと一緒である▼司令塔がないというのは、それを指導する左翼政党が見当たらないということだ。国民連合がどのような動きをするかに注目が集まっている。グローバリズムへの反発は、アメリカでトランプを大統領に押し上げ、イギリスではEU離脱という事態を引き起こした。フランスの騒動もそれと連動しているのではないだろうか。左翼が台頭してきているのではない。オランド政権の社会党がグローバリズムに屈し、その後を継いだマクロンの自由化政策が反発されているのである。今の安倍政権が移民政策を推進することは、マクロンと同じ道を歩むことではないだろうか。安倍首相は本当にそれでよいと思っているのだろうか。

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皇室祭祀の重要な行事である大嘗祭は私事にはあらず!

2018年12月10日 | 思想家

いくら秋篠宮様の発言であろうとも、異議を唱えなければならない。民主化なるものによって、皇室の根本が失われてしまうのは問題である。秋篠宮様が来年の皇位継承に伴う大嘗祭の公費支出について疑問を呈されたのには驚いた。「皇室の家庭行事」と述べたからである。そこまで謙遜される必要がないのに、周囲の者が大嘗祭についての説明を怠ってきたからだろう▼大原康男は『天皇―その論の変遷と皇室制度』において、大嘗祭の意義について書いている。「大嘗祭は、皇位に即かれた天皇が最初に親祭される新嘗祭のことで、皇祖天照大神ならびに天神地祇を祭って新穀を供し、またみずから共食され、これによって天皇としての<いのち>を得られるところに本質がある」▼さらに、大原は「その起源も、古事記・日本書紀の伝えるところによれば、遠く神話時代までさかのぼることができるといわれ、江戸時代まではシナ風が混じったこともあった即位の礼とは違って、践祚とともに純粋に国風・国式の儀礼といっていい」とも指摘している▼大嘗祭によって、天皇は天皇となり、皇祖皇宗としての天照大神と一体となるのだ。現憲法の象徴天皇においても、それは否定されたわけではない。公費をあてることは当然であり、大嘗祭において、私たち日本人は、皇室を押し戴く日本人であることを自覚するのである。その観点からしても、開かれた皇室への動きは、かえって皇室を貶めるだけなのである。

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