草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

中共とロシアとの間に楔を打ち込もうとしているのが安倍外交だ!

2016年12月15日 | 国際問題

日露首脳会談が現在行われているが、アメリカだけではなく、ロシアとの関係も改善して、我国のとって脅威である中共や北朝鮮に対抗しようとする目論見が、安倍首相にはあるのだろう。日本国民には北方四島の返還は切実な叫びではあるが、ロシアが中共と共同歩調を取ることだけは、絶対に阻止しなくてはならないのである▼戦後の長きにわたってソ連は、日本にとって一大脅威であった。それに備えるために。陸上自衛隊は北海道に虎の子の第七師団を置き、最新鋭の戦車部隊を配置したのである。スクランブルもかつてはソ連機に対してのものであった。それが今では南西諸島に力が割かれるようになった。ロシアとの友好関係を築けるかどうかは、日本にとって死活の問題なのである。ロシアに接近しようとするのは、安倍首相が日本の危機を痛切に感じているからだろう▼昭和55年の時点で倉前盛通は「現在ロシアを支配している権力がソビエト・ロシアであろうと、あるいは帝政ロシアであろうと、いずれを問わずロシアが全世界を支配しようとする国家戦略を有し、それを実現するために一つの基礎的な建設としてハートランド・シベリアの建設に努力している以上、これに協力することはリムランドの東端に位する日本としては、はなはだ危険なかけであるといわざるを得ない」(『新悪の論理 日本のゲオポリテックスはこれだ』)と述べていた。あえて危険を承知で平和条約締結に動いているのは、それだけ今の日本が追い詰められているからなのである。

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日露首脳会談を前に安倍首相に嫌がらせをした蓮舫を嗤う!

2016年12月15日 | 政局

蓮舫は悔しくて涙を流したそうだが、それ以前に自らの非力さを嘆くべきだろう。国会は「カジノ法案」は修正を加えた上で、再度衆議院本会議で採決されることになっていたのに、一転して民進党が徹底抗戦に転じたために、15日未明までもつれこむことになった▼歴史的な日露首脳会談が行われるのに、安倍首相を国会に縛り付けておくというのは、嫌がらせの何物でもない。民進党内からも批判の声が出ているというが、それが当たり前の人間としての反応ではないだろうか。蓮舫は勇ましいことを口にしていただけに、引っ込みがつかなくなったのだろう▼しかし、民進党の本心はすぐにでも可決して欲しかったのではないだろうか。今回の「カジノ法案」をきっかけに、ネットではギャンブル依存症が問題となり、パチンコそのものを禁止すべきだ、との声が高まっている。ズルズル引きずれば、それこそ民進党の応援団である民団や朝鮮総連にとっては、致命傷になりかねない。その辺を考慮して参議院の民進党が動いたのだろう▼蓮舫がそれを知らなかったわけがない。土壇場で手の平を返したのである。あくまでも議会制民主主義は多数決が原則である。争点を明確にすることで野党は政府を追い詰めるべきであり、田舎芝居などは必要ないのである。プーチン大統領と安倍首相がどのような話し合いをするかに注目が集まっているのに、それを邪魔する蓮舫の神経がまったく理解できない。

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民主主義の国が強固なのは自然感情としての愛国心があるからだ!

2016年12月15日 | 思想家

「日本死ね」といわれれば、日本人として怒るのは当然ではないだろうか。桑原武夫は『ルソー』によれば、ルソーは「徹底した民主主義の国では、自然感情としての愛国心が国のささえとなる」との考え方を抱いていた▼国民国家の成立と共に愛国心は鼓舞されたのだった。それを象徴するのが「祖国は自由なくして存立せず、自由は美徳なくして、また美徳は市民なくして、存立しない」とのルソーの言葉である。個人的な欲望が中心の特殊意志は、公を重視する美徳によって一般意志になる。そこで国家への忠誠が可能となり、愛国心が芽生えるのである▼民主的な国家であれば「この心地よい、しかも生々とした(愛国)の感情は、徳のあらゆる美しさに自己愛の力をつけ加え。美徳をそこなうことなしに、それをあらゆる情熱のうちで、最も英雄的なものたらしめる一つのエネルギーをそれに与える」(『政治経済論』)のである▼同時にルソーは、リアリストとして愛国心を語ることも忘れなかった。「人間性の感情は、全地上にひろがることによって希薄になり、弱くなるようであって、―利害や同情に活動性をあたえるためには、なんらかの方法で、それを限定し圧縮しなければならない」(『同』)。国を愛するためには、民主国家でなければならず、今の日本は世界に誇るべきそのお手本である。全体主義国家から祖国を防衛するために、今大事なのは日本の国を愛する心なのである。

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