草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

政治や法律でかまってもらえない庶民を描いた山本周五郎!

2012年03月19日 | 思想家

 あまりにも政治が酷すぎるので、毎日エキサイトしていると、こちらまで惨めになってしまう。そんなときには、山本周五郎のエッセイの一文を思い出すことにしている。そうでなければ、やりきれなくて、腹が立ってならないからだ。「我々の国では、先祖代々庶民というものは、政治や道徳や経済というものによって庇護されないで、おっしゃる通り、大抵暗い日々を過ごして来なければならなかったし、現在もそうであり、恐らく将来も同じような状態が続くのだと、私も思います」(『山本周五郎・全エッセイ集』)。手紙ををくれた婦人への「お便り有難う」の文章である。まだ戦後という言葉が使われていた時代に、「国を挙げて大きく受けた痛手を一日も早く癒し、誰もがまことの幸福を得なければならないのに、今日はただ己の生きることにしのぎをけずらねばならない暗い日々でござます」としたためられているのに対して、自分の考えを披瀝し、政治や道徳、法律にもかまってもらえない庶民が生きていけるのは、「人間同士のまごころでつながっている、このつながりだ」と述べたのである。どんな逆境にあっても、めげないで生き抜いていく、庶民の力強さに目を向けたのだった。今流行りの絆によって、庶民はいつの世も固く結ばれてきたのである。それだけに、ここで挫けてはならないのであり、負けてたまるかの根性で、民主党政権を倒すために、体ごとぶつかっていくしかないのである。

 
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放射線を気にしないように子供に刷り込みをした国の犯罪!

2012年03月19日 | 災害

 右であれ、左であれ、放射線の影響を過小評価することは許されない。将来の日本を担うべき子供の健康に影響するからである。共同通信が18日発表したアンケート調査によると、福島県内にとどまる小学校5年生と中学2年生225人のうちの約6割は、放射線を気にしていないことが明らかになった。アンケート自体がいい加減で、避難の必要性が叫ばれている福島県東部だけでなく、会津地方も含まれている気がするが、除染すれば大丈夫といった環境省の宣伝は、テレビ、ラジオ、新聞を通じて、連日行われており、民主党政権やマスコミの情報操作によって、子供たちが振り回されているのが現実なのである。外国のテレビ局などが福島市に取材に入ってビックリするのは、そこの子供たちが、マスクもせずに平然と普通の生活をしていることだという。私が憤りを覚えるのは、「福島の子供を守れ」と叫んでいるサヨクが、民主党政権打倒を一言も口にしないことだ。脱原発、反原発以前に、福島県東部にいる子供たちを救うべきだろう。昨年の3月11日から福島県は、まさしく戦争に巻き込まれているのである。被害を最小限にとどめるためには、あらゆる手段が講じられなくてはならないのに、民主党政権のやっていることは、その場しのぎでしかない。数年先には被曝の影響による癌の患者が続出することが予想される。そのときには、政治家も学者もマスコミも、子供たちを放置した責任を問われるのであり、逃げ隠れはできないのである。

 
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