草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

恥を知る心がない小沢一郎

2010年03月04日 | 思想家

 あの小沢一郎民主党幹事長が、企業団体献金を禁止する法律を制定するために、先頭に立つのだという。臆面もなくそうした発言するというのは、国民を愚弄している。そこに社民党や国民新党の幹事長が同席しているのも、片腹痛くて笑ってしまう。小沢がこれまでやってきたことを、これからもやれば、政治的に生き残れると高を括っているのだろう。自民党を飛ぶ出したときもそうだった。金丸信が脱税で逮捕されたことで、政治生命が危うくなったことがあった。政治改革を主張して、「守旧派」と「改革派」に色分けしたのは、誰あろう小沢ではなかったか。口では改革を唱えていたくせに、それと裏腹なことを行っていたのが明るみになったばかりなのに、またまた新しい旗を押し立てようというのだ。表面だけの首相である鳩山由紀夫と違って、今まさしく権力の頂点にいる小沢は、名もない者たちが、どのように生き、どのように死んだかを考えたことがあるのだろうか。享和3年から文化6年にかけて編集された「新編会津風土記」では、町村ごとの善行者の記録が載せられている。貞節を守ったり、親孝行をしたり、郷土のために働いたりした者たちだ。小沢のように奢り高ぶることもなく、つつましく生を終えた人間の顔が目の前に浮かんでならない。彼らは褒めてもらうことなどは、どうでもよかったはずだ。小沢と決定的に違うのは、恥を知る心を持っていたかどうかなのである。もうここまでくれば、小沢の茶番に国民が付いていくわけがない。

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朝鮮の独立支援した天佑侠

2010年03月04日 | 思想家

 今回の2チャンネルに対する韓国のネットユーザーからのサイバー攻撃は、民衆レベルでの日韓友好がどれだけ難しいかを教えてくれた。いかに日本国内で「冬ソナ」が人気を博そうとも、何かのきっかけで何時爆発してもおかしくない雰囲気が、両国民の間に醸成されてきているのではなかろうか。とくに、鳩山政権が誕生してから、なおさら深刻になってきているように思えてならない。鳩山由紀夫首相は「日本という国は日本人だけのものではない」と公言してはばからず、韓国人にも地方参政権を与えてもよいとまで言っている。無節操に譲歩につぐ譲歩をしようとしているのである。朝鮮半島に対して日本が深く関与するようになったのは、明治維新以後である。明治8年の江華島事件をきっかけに、朝鮮も鎖国政策を打ち切ることになり、世界の潮流と無縁ではいられなくなった。朝鮮の官人層の間に、清国を背景にする事大党と、日本に好意を寄せる独立党の争いが深刻化し、勢力争いからクーデターが繰り返される事態となったのだ。そして、独立党の金玉均らが日本に亡命して、玄洋社の頭山満や宮崎滔天の庇護を受けたのである。清と比べると日本の方が民主化が進んでいたこともあり、朝鮮の有為な若者たちは、日本に親近感を示していたともいわれる。日清戦争のきっかけとなった東学党の反乱に際しても、玄洋社は内田良平、鈴木天眼らが天佑侠という秘密組織をつくり、それを側面から支援したのである。しかし、そうした民衆レベルでの結びつきは、せいぜい日露戦争までで、それ以降は国策が優先されるようになった。欧米列強に対抗するにはやむを得なかったとしても、結果的に玄洋社が韓国人の思いを裏切ることになり、大きな禍根を残すことになったのである。過去の歴史から学ぶとすれば、それぞれの国家の主権を認め合い、お互いにあまり踏み込むべきではないということだ。鳩山首相が口にしているような友愛外交なるものは、かえって相手に期待を持たせることになり、日韓関係をそこなうことになりかねない。

 

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