「会津ジャーナル」遠藤勝利取材メモ

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公用車で芦名〔東山温泉〕に通い詰める室井市長

2017-12-18 09:54:57 | 疑惑の真相

公用車で芦名〔東山温泉〕に通い詰める室井市長

 

相手のコンサル業者は1億8,600万円受注

 

 会津若松市東山温泉の旅館「芦名」に何年も滞在していた業者のもとに、室井照平会津若松市長が公用車で頻繁に通い詰め、この業者が5年間に計1億8,600万ものコンサルタント業務を受注していた。こうした公共事業の発注者と受注業者の限りなく不透明な関係が、公文書開示請求と定例市議会一般質問で浮かび上がった。

 

 「芦名」詣で5年間になんと164回も

 

  市長公用車の運転日報(事業用車両運転日報)の公文書開示で、室井市長は平成24年4月から28年12月までの5年間に、計164回も「東山」に通い詰めていたことがわかった。

 25、26年にはそれぞれ43回、年平均32・8回という頻度である。市長選が行われた27年でも30回。29年は3月までで3回と極端に少なくなっている。

 市長が公用車で立ち回った東山の温泉旅館をはじめ市内のホテル、料亭、観光施設等々はすべて実名で記されているが、「東山」とは一体どこなのか、そして誰と会っていたのか。

 その筋では、旅館「芦名」に数年前から滞在していたコンサルタント業者のところに、室井市長がしょっちゅう通っていた、といううわさが流れていた。

 市長公用車運転日報の「東山」はこのうわさを裏付けるものだが、日報に「芦名」と具体的に書いたのではまずいので、市長の指示で「東山」としたのであろう。

 

 阿部光正議員が追及、「公用車で芦名通い」認める

 

 この事実関係について、開会中の定例市議会一般質問で阿部光正議員が具体的な場所と、会っていた業者を名指ししながら追及。室井市長は「東山」が「芦名」であること、そして公用車で通い詰めていた事実関係を認めた。

 だが、「芦名」で誰と会っていたかについては、「企業、業者、国県の役人と会うときもある。すべて公務だ」などと言い訳に終始。どのような用件で、誰と会っていたかについては明らかにしなかった。

 しかし、語るに落ちるとは市長の答弁内容で、「芦名」で業者や国県の役人と会っていたことを認めているのである。

 室井市長が「芦名」に通い詰めていたのは平日だけでなく、土、日曜日もかなりある。時間帯も夕方から夜8、9時過ぎにかけてが目立つ。

 したがって、この時間帯に公務で業者や国県の役人に会っていれば、飲食を供にするのが自然の成り行きなのだが、平成24年度から28年度まで5年間の市長交際費執行記録にそれらしき記載はまったくない。

 仮に「官官接待」であれば、その是非はともかく経費は市長交際費から支出してもいいわけだが、その記載もない。

 一方、特定の温泉旅館に公用車で通い詰め、これまた特定の業者と公務上の話をしていた、などという強弁を、一般的には「談合」と言うのである。室井市長は酒好きで知られており、その業者から酒や食事などの供応を受けていたとしても不思議ではない。そんなことは通り相場なのである。

 

 室井市長「芦名に送ったと言わないで」住民証言

 

  ところで、会津若松市はアクセンチュア(株)イノベーションセンター(中村彰二朗センター長)に対し、平成25年度からコンサルタント業務を発注している。

 スマートシティ推進アドバイザー、ICTオフィス環境整備基本計画策定など3年間に計10件、総額1億8637万円の業務委託を発注。いずれも随意契約である(うち2件は公募型プロポーザル方式をとったうえでの随契)。

 なお、アクセンチュアは国際的なコンサル会社とされ、ICT事業は室井市政の目玉政策である。

 東山温泉街では「室井市長は毎日のように芦名にいる中村のところに通っていた。地元では誰でも知っていることだ」という。

 さらに、「町のなかを歩いていた市長を車に乗せて芦名まで連れて行ったら、市長が『芦名に来たことは黙っていてほしい』と言われたことを、今でも鮮明に覚えている」と証言する住民もいる。

 いずれにしても、室井市長は公用車で頻繁に「芦名」に出入りし、家族同然で滞在していたアクセンチュアの中村氏と会っていたのは、疑いの余地がない。

 アクセンチュアは業務委託の受注業者、市長はその発注者である。公務での打ち合せならば市役所の会議室でやればいいわけだが、市長公用車の運転日報には、企画政策部の職員が日曜日の夕方(平成26年8月)、わざわざ「東山=芦名」に出掛けて行ったことも記録されている。

 

  以上の点から、コンサル業務発注をめぐる室井市長と特定業者とのただならぬ関係、疑惑の構図が次第にはっきりしてきた。(別表参照)

 

「事業用車両運転日報」からみた東山、アクセンチュア 訪問回数

 

 

 アクセンチュアの随意契約

 

H25年度ー4件  計1億1106万0182円

 

H26年度ー3件  計  2671万9200円

 

H27年度ー3件  計  4359万3120円

 

        合計1億8637万2502円

 

H28、29年度ーなし  

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