「会津ジャーナル」遠藤勝利取材メモ

遠藤勝利の取材内容を掲載していきます。

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室井照平市長も公選法違反の疑い

2017-09-20 08:39:18 | 疑惑の真相

市長選収支報告書にビル所有者「アクーズ会津」隠し

前回の「取材メモ」では、平成26年12月の衆議院選で民進党の小熊慎司代議士の選挙事務所の届け出が会津若松市白虎町116-29(旧半沢ビル)になっているのに、選挙運動費用収支報告書にはその記載がまったくなされていない問題を指摘した。

翌27年7月26日投票の会津若松市長選でも、室井照平候補(無投票で再選)が同じ建物を選挙事務所に使っているが、この選挙事務所の借上料5万円の領収書が「むろい照平連合後援会」から「むろい照平選挙事務所」宛に発行されるというおかしなことになっている。

旧半沢ビルの当時の所有者は(株)アクーズ会津(熊田広美代表)である。したがって建物の何室かを一定期間選挙事務所に借上げたむろい照平連合後援会が賃料を支払い、所有者が連合後援会に領収書を発行するのが普通なのだが、不思議なことに収支報告書にはアクーズ会津がまったく出てこないのである。

小熊代議士の場合、選挙事務所の届け出が旧半沢ビルなのに、選挙運動費用収支報告書には建物所有者であるアクーズ会津の記載はなく、磐梯町源橋の(株)ソルカ(鈴木政英代表取締役)への「立候補準備の事務所借上料」として37万4,400円の支払いを記載している。

小熊代議士、室井市長に共通しているのは、選挙運動費用収支報告書に選挙事務所に使った建物の所有者アクーズ会津隠しを行っていることである。室井市長にいたっては、建物の所有者でもない連合後援会が、自らの選挙事務所宛に借上料5万円の領収書(平成27年7月26日付)を発行しているのだから、まさに金太郎飴である。

公選法にもとづく選挙運動費用収支報告書に実態とは異なる記載がされても罷り通るものなのだろうか。

この点について市選管委事務局は「選挙運動費用収支報告書はあくまでも自主申告であり、領収書の裏付けがどうかなどのチェックはしていない」としている。室井候補の出納責任者・庄條徳一氏(元県農協五連会長)は「出納責任者を依頼されたこともないし、引き受けたこともない。何かの間違いではないか」「選挙事務所借上げ料の領収書についてもまったく知らない」と自身が出納責任者だったことを全面的に否定している。

出納責任者として庄條氏の名前を室井候補が勝手に使っていたとすれば、明らかな公選法違反である。

旧半沢ビルの土地、建物は平成25年12月13日付で半沢重男氏から管・機械設備工事業者のアクーズ会津に所有権が移転(売買)、さらに2年後の27年12月3日付でアクーズ会津から主に人材派遣業のソルカに所有権が移転(売買)している。

アクーズ会津は郡山市の共同設備工業(株)の系列会社になり、平成28年度の完工高が約28億6,000万円と会津方部では業界トップの実績。管工事関係の公共工事が圧倒的に多い。

小熊代議士、室井市長の前回選挙運動費用収支報告書にそれぞれが使った建物の所有者アクーズ会津がまったく出てこないのは、つまりアクーズ会津隠しが行われたのは、同社が数多くの公共工事を手がけているから、表に出すのは都合が悪かったのか。それとも9月12日の「取材メモ」で紹介したように、旧半沢ビルは「オレのものだ」と鈴木政英氏が怒ったという近所の人の証言とどのような絡みがあるのか、今後さらに追跡していきたい。

室井市長の政治資金収支報告書
磐梯町・ソルカに計197万円を支出

ところで、むろい照平連合後援会(室井照平代表)の政治資金収支報告書(平成27年分)では、同5月8日付で(株)ソルカに「コピー機リース料」として6万4,800円を支出。また同4月28日付で事務所賃料21万6,000円、同8月12日付で駐車場整備料7万200円をソルカにそれぞれ支出している。

後援会事務所(東栄町、ニューパークハイツ東隣りの2階建て民家)の家賃は1ヶ月6万5,000円で、所有者I氏に毎月の支払いを記載してる。したがってソルカに対する5、6、7月の3ヶ月分、計162万円の賃料支払いは、後援会が別の事務所を借りていたということになる。それにしても1ヶ月54万円の高い家賃というのも不自然である。

駐車場賃料および駐車場整備料の駐車場はどこかということになるが、所在地は市内白虎町の旧半沢ビル東隣り、会津若松ワシントンホテルの旧第3駐車場ということであろう。いずれもソルカがむろい照平連合後援会宛に領収書を発行している。

なお、領収書ではソルカの代表者が代表取締役社長の鈴木正人氏になっているが、、同社の代表取締役は鈴木政英氏と2人。「取材メモ」では便宜上、ソルカの代表者をオーナーで代表取締役会長の鈴木政英氏に統一していく。

むろい照平連合後援会の政治資金収支報告書の記載はまぎらわしい点が多く、読者も理解しづらいものと思われる。したがってこの背景も含めて順次絵解きを進めていきたい。

 

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