知的生産性向上委員会  -ビジネスとサイエンスの間-

ビジネスとサイエンスの効率化を図るためのノウハウを蓄積することにより、知的生産性を向上することを目的とする

フロー状態とメタスキル

2009-06-11 | 知的生産
『Q:フロー状態の特徴としては、どういうことがありますか?

 浅川:自分の置かれている状況を「コントロールしている」という感覚が生まれます。「制御している」という感覚ではなく、「どんなことが起こっても、うまく対処できる」という自分の能力に対する確信のようなものです。
 あとは、自意識がなくなります。(中略)それは、“行為と意識の融合感覚”とも言えるでしょう。(中略)あえて操作している感覚ではないということです。』


『浅川:フロー理論では、フローを経験しやすい人は「自己目的的パーソナリティ」あるいは「オートテリック・パーソナリティ」(Autotelic Personality)をもつ、といいます。』


『浅川:オートテリック・パーソナリティの持ち主は、フローを経験するための“メタスキル”をもっているのだと思います。(中略)たとえば、オートテリックな人は、ビジネスや研究で必要な文献を調べているとき、一見すると、いまの課題と関係なさそうだけれど、「これは将来的に何か役立つかもしれない」というひっかかりを覚えた本を手に取ってしまう。文献を調べるという地道な作業の中に、将来のフロー経験につながる投資を自然と行っている。』



知的生産にとってフロー状態は好ましい状態であると考えられる。
この関連の中でメタスキルが大きな役割を果たしている。
日常生活の中で自然と身につけるだけでなく、積極的にメタスキルを自己開発することが望まれる。




引用サイト 日経ビジネスonline 「充実感」を感じやすい人、できない人
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090608/197029/?P=1&ST=spc_k-change

参考サイト メタスキルという視点 その1
http://www.geocities.jp/processworkwf/pop/pop10.html


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