1、今、菅内閣起死回生の時
今、菅内閣は、追い詰められている。予算案の成立の見通しが立たない、小沢系によ
る氾濫→退陣要求
これよりも、追い詰められた状況が、前に自民党にあった。
郵政改革法案の時の小泉内閣だ。法案の否決→内閣総辞職→亀井氏による新内閣
の成立(綿貫総理、亀井幹事長)
郵政改革法案→野党+自民党の一部反対、欠席→否決→小泉内閣総辞職→新内閣の
成立
小泉総理は、解散といっているが、最後の最後で、総辞職する。閣僚の反対もある
反対陣営の亀井陣営のほとんどは、そう確信していたはず。もう、気分は、戦勝気分に
なっていたはず。だから、解散と知って、暴挙、憲法違反、正気の沙汰でない等々怒り
心頭の言葉が発せられた。従来の自民党総裁なら、皆総辞職だった。小泉改革支持の
私も、それが心配だった。
しかし、小泉総理は、毅然としていた。解散を強行したばかりか、郵政改革法案反
対の議員を公認しなかったばかりか、対抗馬を立てて戦った。
結果は、小泉総理の大勝となった。国民は、小泉総理の改革本気度を支持したのであ
る。
今、菅総理は、追い詰められている。しかし、まだ、当時の小泉総理ほどではない。
しかし、すぐ、同じ状況になる。
菅総理に、同じ決断が出来るか。
それには、あいまいでは駄目だ。クリーンと出来る政策の実行をはっきりと国民
の前に示し、解散総選挙をすることである。もちろん、負けたら、下野する覚悟がなけ
れば出来ない。小泉総理は、自民党をぶっ壊すといって総裁になった。菅総理も
民主党をぶっ壊す覚悟があるか。今の民主党は、小沢私党とその他民主党員に
なっている。菅総理の目指す民主党と政策があるならば、敢然と総選挙すべきである。
ただし、ただ総選挙しても、意味もないし、負けるだろう。その際は、クリーンと実行可能な
政策である。
次のことを実行できれば、総選挙後も菅政権が続く可能性が大きい。
①、小沢一郎氏の除名→証人喚問に賛成→議員辞職勧告
②、小沢一郎氏の除名に反対議員を公認しない、対抗馬を立てる。
③、今までに、小沢一郎氏の処分に過激に反対してきた議員は、公認しない。
④、国民新党との連立解消。もともと、民主党は、郵政改革に賛成のはず。
⑤、公認者全員に、小沢一郎氏の処分に賛成する旨の誓約書及び新マニフェクトに
賛成する旨の誓約書をとる。
解散に反対の閣僚は、すべて罷免して、解散総選挙することである。
以上を実施して、解散総選挙することである。ほとんど、小泉総理の実行したことであるが
これが、日本と日本国民のためである。
総選挙後も、菅内閣が続く可能性が出てくる。選挙を経ることによって、野党との協力
の可能性も出てくるし、場合によっては、連立或いは部分連立の可能性も出てくる。
菅総理に、小泉総理ほどの、決断力、実行力があるかどうかである。