池田湖通信

指宿市池田湖から鳥見人の写真エッセイ

148 マガモ

2014年01月04日 | Weblog

私が日がな一日遊んだ池田湖に流れ込む川(河口で2メートル位の溝)は今では、3面張り(川底と両岸がコンクリート)になっている。つまり水の流れる部分は、全部コンクリートで土がない。そうすると魚は、住めなくなる。

昔は、池田湖特産のコアユが遡上して産卵していた川は今ではただ水が流れているだけで生き物はいない。ただ10月頃になると水底が黒く見えるくらいコアユが川の入り口に集まっていることがあるが、集まっているだけで決して川を上ることはない。こんな川は川ではない。私は、「死んだ川」と呼んでいる。

どうして川を3面張りにするのか?私は、次のように考えている。川の土手が土だと大雨が降って推量が増える。すると岸を水が洗って岸を崩してしまう。池田湖の周りはほとんどが崖で、雨が降ると川はまるで滝のような急流になってしまう。いきおい岸を洗う水の力もつよくなるので毎年梅雨時になると川が崩れることになる。つまり川岸が崩れないようにコンクリートにしてしまったのだ。

上流に行けば、池田湖は火山の火口に水がたまった物だから火山灰(シラス)でできているから川の岸がくずれることで土砂崩れを引き起こし、災害が起きることになる可能性がある。それを防ぐために川をコンクリートdせ固めてしまった。という訳だろう。

個々までは、前回の続きでした。これからは、池田湖から20㎞くらい離れた、鹿児島湾(錦江湾)喜入の話、この町は、鹿児島市なのです。池田湖は指宿市です。町の名前が喜び入ると読めるので、JRの駅では、記念に購入している人もいます。

個々に石油(原油)の備蓄基地がある。巨大なタンクがたくさん並んでいる。巨大なタンカーが油を運んでくる。タンクと陸の間に小さな干潟があるが、潮位時間を見計らって出かけてきた。私は、習志野市、谷津干潟でシギやチドリを覚えた(名前を覚えた)のです。池田湖周辺には、干潟が、無く今は田んぼもなくなった。シギやチドリは、にたような羽色の鳥が多いので暫く見ないと名前を忘れてしまいそうです。少しでも干潟があると干潟の鳥を見たくなってしまう。久しぶりに干潟に行って見ようと思ったのです。

正月休みで近くの道の駅は、多くの人手があった。私は、人々を横目に見ながら海岸へ行ってみた。ちょうど干潮だったが目当てのシギやチドリはいなかった。その代わりマガモとカルガモがいた。

マガモは、足を盛んに動かして頭を水中につっこんで何か食べていた。

マガモの尾羽を見てもらうとわかるように尾っぽの先端が上を向いていることがわかると思うけれども、これが潜らないカモ、淡水ガモの特徴です。これに比べて先号147号のホシハジロは、尾っぽの先端が下を向いていることがわかると思います。ホシハジロは、潜水を繰り返しながらシジミを食べていた。マガモは潜らないけれども首を水中に差し込んで何か食べていた。