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私的CES盛衰記 歴史は繰り返す

2019-01-14 21:48:50 | デジタル・インターネット
北米国際自動車ショーがその時々の重要なテクノロジーを展示するCES(家電見本市)に乗っ取られ、来年から開催時期を6月に変更する報道に接し、私の経験を交えいささか感傷的な記事を昨日投稿した。実際、CESのメインテーマは今回大きく様変わりしたようだ。

今朝の日本経済新聞はファイナンシャルタイムズ(FT)の記事を転載し、アルフレッド・スローンGM社長が使い捨てを前提に毎年モデルチェンジする自動車業界を例に挙げ、技術が陳腐化したアップル社のスマホの売り上げがここにきてスローダウンしたと指摘している。

自動車業界と同じように技術進歩が停滞したスマホは新しい需要を生み出せず、従来顧客の買い替え期間が延びたという。記事は「 手元にある商品が十分使えるのに、新製品の魅力に引かれてユーザーが高価な消費財を2年ごとに買い替えるなど、どんな企業でも望めることではない」と厳しく論評している。

自動車、スマホ以外に、私が関わったパソコン業界でも全く同じことが起こった。マイクロソフト社の革新的OSと言われたWindows95と連携し、インテル社の高性能CPU、記憶容量を倍増させた新技術の光ディスクなどを搭載し、性能を高めたパソコンを4ヵ月おきに市場に投入し年々売り上げを伸ばした。

だが、数年で技術進歩が停滞し矢継ぎ早にモデルチェンジするパソコンのビジネスモデルは成り立たなくなり成長が止まった。FTが指摘するスマホのように技術進歩が停まると、世界中に商品が行き渡り一巡して消費者需要は一気にスローダウンした。パソコンメーカーは企業向けだけ残して徐々に撤退していくことになった。同じ盛衰の歴史を辿ることになった。

自動車は代替できる適切な移動・運搬手段がなかったが、パソコンの利用の多くはスマホでも代替できたのが衰退を早めた。スマホの場合は通信手段という基本機能が残るが、その他の多くの機能は新たな技術による代替手段があると思われる。多分それが次のCESのメインテーマになるだろう。■
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