かぶれの世界(新)

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豪雨の後遺症

2018-07-19 15:11:21 | 日記
田舎に来て3日目、西日本豪雨後の田舎生活をやって行ける気がして来た。最初の日バス停を降りて直ぐに見た悲惨な景色、途中近所の床上浸水の家に伺い女主人と話し、大変な生活が待っていると思い知らされた。いわば最悪の景色を見て実家に戻った。その日の夜は色々なことを思い巡らし考え過ぎてなかなか寝付けなかった。

だが、いざ体を動かし一つ一つやるべきことをやると意外と気が楽になった。実家は無事だった。翌日隣町のスーパーで食料を買い自衛隊の給水サービスを受け、最低限の準備が確保できた。何といっても水道が使えたのは大きい。市役所の水道課から「水道は飲み物には使うな」と何度も有線で注意を受けた。2階の洗面所やシャワーは水圧が低く水量が不足しているが、トイレや洗濯が出来れば何とかなる。その他の電気・ガス・電話・テレビ・ネットは全て使えた。

昨日少し余裕が出来て堤防沿いの散歩コースを歩いた。泥に汚れた堤防の草は意外と低かった。歩いたのは肱川の支流だがそれでも一級河川だ。途中で会った知人によると、最初に氾濫がおこったのは、本流の肱川と合流する手前のやや低い堤防から濁流が乗越え東大洲一帯を水没させたという。昔農地だった低地の新興商店街に逆流したらしい。フランチャイズ店はさておき、独立小売店は撤退するところが出てきそうだという。この地点の強化が今後議論されることになるだろう。

その近くの遊園地内と周りの道路のアスファルトが大規模にはげ落ち、ズレ落ちていた。衝撃的な光景だった。逆流した時の水の力が如何に凄いか実感した。グッドニュースは直ぐ近くで床上浸水した巨大な医師会病院ビルが予定通りオープンしたらしく、駐車場には多くの車が並んでいた。その夜のニュースで報じられていた。豪雨による水害以来大洲市は全国ニュースになった。

自宅が床上浸水した集落の長老も見かけ意外に明るい顔でホッとした。彼によると松山市以北は広島まで山が真砂で出来ており土砂崩れが頻発した。広島の土砂崩れはテレビで繰り返し報じていたが、根本的に何故そんな場所に家屋を建てたのか、そっちの方が問題だと思う。一方、こちらは粘り気のある赤土なので見渡す限り山のどこにも土砂崩れの痕跡が見当たらなかった。

今日は以前から決めていた光回線をENEひかり(NTTのコラボ)からKDDI「AUひかり」に切替工事をした。聞くと工事業者は八幡浜市からで、切替工事前に水害事故に遭い中止した客もあるという。工事は外部回線から2階の分電盤までの屋内配線と、モデムとルーターの一体型から分離型に変更され分電盤に収納するもので時間がかかった。結局、当座は固定電話が使えなくとも可で妥協した。開通するまでに1週間程度かかるらしい。

昨日までに家の周囲を再点検し問題ないことを確認、外部から目に付き易い庭の手入れをし、孫と一緒に種を蒔いた花の周りの雑草を丁寧に抜いて行った。これで帰郷後すぐにやると計画していたことは一応全て終わった。この3日間は水害で苦労された人々に比べて全然大したことなかった。■

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