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新千歳空港が25年前の悪夢を思い出させた

2019-01-09 17:59:48 | ニュース
5日のUターンラッシュを吹雪が直撃し2000人が新千歳空港に足止めされたが、8日には平常運航に戻ったという。6日の朝の空港フロアに毛布にくるまり一夜を明かした乗降客の写真は、私が25年前頃に米国東海岸に出張した時に経験した悪夢を思い出させた。

もう正確には思い出せないくらい前のことだが、海外向けの商品開発計画の責任者になった頃なので90年代前半の冬だったと思う。その日はボストン郊外の現地会社で数日かけて打ち合わせし、現地スタッフと次に出す商品計画を合意したので日本に戻る予定だった。

朝のニュースはローガン空港が大雪で閉鎖し再開したと伝えており、天気予報を見て取り敢えず空港に行くことにした。ホテルから空港までの道路は雪に覆われていたが塩が撒かれており、タクシーは1時間余りで空港に着いた。空港は再閉鎖され予約したフライトはキャンセルされていた。しかし小一時間待つと空港は再開し、次の便の空席に乗りたい人は窓口までという放送があった。

あっという間に窓口に行列が出来、私は次の次の便しか予約できなかった。英語放送が聞き取れず列に並ぶのが遅れた。フライトはニューアーク行きで、そこから乗り継いで成田空港に向かう予定だった。ようやくニューアークに着くと日本行き最終便は出発済み、翌日の便に乗るしかなかった。

後から職場の旅慣れた同僚に聞くと、ニューアーク行きと成田行きの便が同じ航空会社ならフライトが繋がるよう上手く便宜を図ってくれた可能性があるという。その時はコンチネンタルとユナイテッドの乗り継ぎだった。それ以降なるべく同じ系列のエアラインのフライトを選ぶようにした。

その時の記憶を辿ると、フロアに寝転がる乗降客を見た記憶がない。その他にも天候不順やメカニックトラブル等でフライトがキャンセルされ、長い列に並ぶ乗客は幾度か見たがベンチやフロアで寝ている人達の記憶が無いのだ。私は空港で紹介された近くのマリオットホテルに一泊した。

記憶ではホテルのレストランで食事し、ベッドに寝ころびながら日本本社とボストン支社に所在を電話連絡して終わりだった。堅いフロアに寝転がって疲労困憊したという記憶はない。そう言うと旅慣れたビジネスマンがふとしたことで米国の田舎町で一夜を過ごしたみたいに聞こえる。

だが、天候不順のため異国の町のホテルでたった一人で一夜を過ごす羽目になり、言葉がよく分からなくて無事日本に帰れるか不安な一夜を過ごした、というのが正直なところだ。ただ当時は海外担当になったばかりで、やること全てがタフな初経験だった。

責任者になって沢山の部下がいたにも拘らず、米国出張の場合に限ってだが、前日に単身出張を命令される等ということも珍しくなかった。なので、当時はこれも経験の一つ程度に鈍感になっていたのだと思う。それでもこの悪夢は何時まで経っても忘れられない経験だ。■
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