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函館家族旅行(1)

2024-03-04 20:42:17 | 旅行記
週末に家族3人で函館に行ってきた。家内と息子が相談して函館ツアーを提案された時は、真冬の北海道なんて真っ平だと思った。しかし、私も津軽海峡を新幹線で渡る旅には興味があった。というのも、18才の時に親友との北海道一周旅行以来、何度か旅行したが新幹線は一度もない。最初の旅行は青函連絡船でそれ以降は飛行機、一度は新幹線で北海道に行ってみたかった。

冬の北海道の天候は心配で気が進まなかったが、旅行会社が面倒見てくれるツアーなら殆どは乗り物とホテルの中で何とかなると思って了解した。最近ツアーの旅費が高くなっていると聞いていたが、いつも後期高齢者の私の面倒をみてくれる家族に礼をしたい気持ちもあり、ケチな私だが彼等の行きたい所に費用を負担して一緒に行こうと決めた。

だが、今回は次から次へと想定外の難航の連続だった。二日の強行日程なので土曜日の早朝7時過ぎに家を出て、武蔵野線に乗った時から事件(我々にとっては)が起こった。ツアーは東京発だが我々は少しでも時間を節約しようと大宮からツアーに参加予定だった。だが、大宮宇都宮間の在来線で事故発生し、我々の乗った後続電車が大宮駅の手前で足止めされ新幹線に乗り遅れた。

東京から新幹線に乗った添乗員に私や息子が連絡を取ったが、旅行キャンセルの払い戻しは限定されていた。私は元々余り乗り気でなかったのでキャンセルしても良いと思ったが、家内や息子は遅れても旅行に参加したいと主張した。最終的に大宮駅で遅延証明を受け、次発の新幹線切符を購入しツアーを追いかけ合流することに決めた。一人2万円余りの予定外支出になった。

後続する新幹線は全席指定でお客が多く、我々3人は3人掛け席の真ん中に分かれて座らざるを得なかった。だが、大宮の次の停車駅の仙台で空席が増えた。家内の両側の客が下車したので様子を見て、家内が窓際に移り私は後列から彼女と同じ列の通路側に移動した。私の後ろの列に座った息子も両側の客が下車し、旅行の後半は普通の新幹線の旅になった。

仙台を過ぎた頃から所々の田畑や林に積雪が見られるようになり、盛岡を過ぎると窓から見える景色は一面真っ白に変わった。最初はまだ「雪だ!雪だ!」と気楽に言っていたが、八戸から青森に近づいた頃から単なる雪景色から雪の嵐に変わり遠方の景色が真っ白になり、津軽海峡のトンネルを抜けると終点の函館北斗まで猛吹雪が続いた。

この間も添乗員と息子は合流点を何時何処にするか電話連絡が続いた。最終的に新幹線駅から在来線で函館駅に戻り、函館山のロープウェイ乗り場に行き待ち合わせすることになった。在来線の切符を家内が買ってくれ改札を通って電車に乗ろうとしてポケットを探ると切符がなかった。息子に言われ改札口まで通路を逆に辿ったが見つからず、「もういい、電車に乗れ」と急かされて従った。

函館駅に着いて改札口の駅員に切符を無くしたと申告すると、彼は事情を理解してくれ改札を通してくれた。「エッ、いいの?」と驚くと彼は私が正直に申告したので見逃すといってくれた。それにしても、息子と家内は私のボケぶりに呆れた様子で驚いたと言われてしまった。恥ずかしながら全くその通りです、と言わざるを得なかった。マジで情けなかった。

函館駅前広場は積雪で真っ白になっていた。寒さで粉雪まみれの広場を歩くとサクサクした感触だった。私は登山靴を履き、息子と家内は防水加工の靴に簡易の滑り止めをつけ問題なく歩けた。駅構内にいる時、二人はロープウェイ乗り場までタクシーで行くと決めた。私には相談なく信用を失ったようだ。山頂までタクシーで行くのかと最初不安だったが、乗り場までと聞き安心した。■

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