かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

最後の高尾陣馬縦走x2 交流編

2019-03-28 14:38:04 | スポーツ
春休みの日曜日の好天とあって高尾山から城山、景信、陣馬山にも多くの親子の姿が見られた。4月に孫と高尾山を歩く予定があるので同じ年代の子供達が気になり、子連れに出会う度に小学何年生か聞いた。どうせ聞くなら楽しく警戒されないようにと、学年当てクイズ形式で質問し少し年上の答えをして相手を喜ばせた。だが、その必要はなかった。

彼等は概して大きく元気一杯に歩いていた。杉並から来たという姉弟の1年生の男の子はクラス一番だそうで本当に3年生かと思った。そう言うと両親も嬉しそうだった。聞くと母親が姉は真ん中くらいと答えたのが姉は不満で違うと言い、私も6年生には見えるよと後押ししてやった。最後に父親がSさんと私の一緒の写真を取ってくれた。

復路では景信山の下り坂を這いつくばる様に坂を降りる老婆と老婦人カップルに驚かされた。老婆の姿を見て心配になり声をかけたが、どこも悪くないので心配ないとのこと。生きてる間は頑張るのだそうだ。彼女を見守る老婦人は私に礼を言いながら私の年齢を聞き、彼女は3つ上の19年生まれと言った。彼女は70過ぎてから衰えが急速に進んだと強調し、私も全く同感だと相槌を打った。

実際、標高数百メートルの丘陵の山道でもバカに出来なかった。山道周辺の日陰部の熊笹には予想外の残雪(*)があり、あちこちの路肩に霜柱が立っていた。気温が上がるにつれ霜柱は解け出して関東ローム層特有の粘性が高く滑りやすい道(赤土というより黒土)に変化した。ぬかるんだ急坂の道に不定間隔で樹の根があると最悪で、あちこちに滑った靴跡が残されていた。

(*)下山してロープウェイ駅のあるお店で今どき何故残雪があるのか聞くと、若い女性店員が前日降ったみぞれが山の上では雪になり残っていたのだろうと手を止めて親切に教えてくれた。何故か心が温まるような優しい口ぶりが記憶に残った。私みたいな高齢者を慮ってのことだろう。

私も往路で城山から小仏峠に下って行く途中油断して滑り派手に尻もちをついた。すれ違うハイカー達にこの先道の状態を知らせ(恥ずかしながら身をもって)警告した。こういう滑りやすい道を歩く時に使う筋肉は少し違う。次の日は大腿四頭筋の筋肉痛が大きく、2日続いた。

勿論、私自身が加齢で基礎代謝量(その多くは筋肉量)が低下したのが最大の理由だ。裏返せば中性脂肪の増加だ。遺伝要素が大きいが、生活習慣でも炭水化物や糖分を摂り過ぎが無駄に中性脂肪を増やすと、10日前に掛り付け医の診察を受けて薬剤師に指摘された。

その時は聞き流したが、今回の縦走で基礎代謝量の劣化を実感したのを機会に、食事はよく噛み、チョコレートを適宜食べるようにして暫く様子を見ることにした。結果がどうあろうと、高尾陣馬縦走往復は多分これが最後だろう。途中出会った老婆ちゃんほどのガッツは持ち合わせていない。ところで、蒲田のSさんは無事に復路を戻れたのだろうか。■

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 最後の高尾陣馬縦走x2 データ編 | トップ | 求む「健全野党」 »

コメントを投稿

スポーツ」カテゴリの最新記事