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プロの農業従事者

2018-06-13 09:58:52 | 日記
昨日実家の浄化槽の定期保守点検に来てくれた作業員から、私が「田植えの為に一時的に帰ってきたのか」と聞いて来た。うちの田んぼは他所の農家に頼んであるので、その必要はないと返事した。

彼は父親が働けなくなり田んぼをどうするか悩み、私に聞いて参考にしようとしたという。私は市役所の農業委員会の仲介で農地バンク経由で信頼できる農家に頼んで田んぼを使って貰っている、貸していると言っても賃料はタダ、寧ろ使って貰って農地を維持していると説明した。

田舎に住み、ずっと農業を営んで来た親と同居していても農地バンクがあることを知らなかった。私の説明を聞いて早速当たってみるという。図らずも田舎の農業実態をうかがい知った。

実はあるサイトで私は「プロの独立農業従事者(professional independent farmer)」ということになっている。それはキャリア向けのネットワーク作りを支援するサイト‘LinkedIn’といって、米国駐在時代の同僚が私を登録してくれ、現役引退した私をそんな風に描いてくれた。他の人達は皆IT関係だ。

でも私を農業のプロなどとはおこがましい、母を助けご近所との付き合いの為にも引き継いだ土地を何とかしなければと最低限のことを嫌々やっている。先祖はちょっとした地主だったが父は役所勤めで、母と祖母が農業をやっていた。

小学生の時に農繁期に駆り出されたが好きになれなかった。中学になると野球に熱中し手伝った記憶がない。父は役所で責任者になる程に出世し、やはり農業を手伝っている姿を見たことが無い。母や祖母もそれに対し不満を言っている様子もなかった。我が家の男は外で仕事をすればよかった。

プロと言えば義兄(家内の兄)だと思った。義母の一周忌に久し振りに顔を合わせ近況を確かめ合った。彼は私と同い年で話が合う。退職後本格的に農業に取り組み色々な農作物を作っているらしい。

最初聞いた時は余りにも私の退職後の介護中心の生活と違うので驚いた。そこまででも凄いと思ったが、彼は農作物の品種と作り方を徹底的に調査研究してプロの農家より詳しくなった。今では近所の農家の人が助言を求めて来る先生と言われる存在という。

戦後一貫して日本人の優秀な頭脳の殆どは会社に吸収し工業国として発展して来た。田舎に残されたのは老農夫だった。そのうちの何十分の一でも農業に投入されていたら,現在の日本の農業は随分変わっていたろうと思った。しかし義兄は好きだからできたこと、私はやっぱ無理だ。■
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