いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

「12.5 市民の連帯の会」デモ余聞

2010-12-05 21:02:54 | 日記


 本日、「市民の連帯の会」主催のデモに参加しました。予定より早めに家を出て、久しぶりに靖国神社に参拝しました。デモの成功と日本の繁栄を祈願致しました。参拝を終えて正門に向かって歩いているところへ、参道右手(本殿に向かって左手)横門から隊列を組んで青い制服を着た右翼の軍団の先頭と鉢合わせとなった、小生が軽く手をあげて会釈したら、先頭の隊長?らしき男が立ち止まり、敬礼して隊列を止めて小生を丁重に通してくれたのには、当方の方が恐縮した。

 余談ですが、少し時間があったので、昔、亡父の知り合いが九段下に住んでいたので付近を歩いてみたが、50年近くも前のことなので昔の面影はなかった。

 日比谷公園の大音楽堂の会場には、私の観測ですが2千人ばかりの人が集まっていました。デモ出発前の挨拶には、実行委員長の三井環氏(元大阪高検公安部長)、鈴木宗男氏からの激励メッセージ(明日午後1時過ぎに収監)、森ゆうこ民主党議員、保坂展人氏(前衆議院議員)らの挨拶に続き、なんと一水会代表の木村三浩氏の力強い挨拶がありました。検察と最高裁の冤罪、裏金腐敗は正さねばならない、それらは右も左もないのである

 ということで、本日の日記は参考までに「一水会の基本理念」と昨年5月27日に一水会が小泉純一郎元首相に対して発した公開質問状を転載します(最近、掲示板阿修羅に同文が掲載されています)。

一水会の基本理念

我々は日本の完全なる独立と、敗戦によって失われた国家の誇りと民族の尊厳を恢復するため、我が国の歴史・伝統・文化を基調に戦後民主主義の誤りをただし、道義的国民共同体を創造する。

また、日本のみならず、世界のあらゆる民族を尊重し、戦勝国を中心とした現在の国連に対抗する新たなる国際組織と世界新秩序の樹立に向けて邁進する。
この趣旨の実現に向け、我々は自省心のある社会運動を実践し、維新変革の達成を期す。

 平成21年5月27日
【小泉純一郎元首相に対する公開質問状を送付】

五月二十七日、小泉純一郎元首相に質問状をFAXにて送付しました。

 拝啓 元内閣総理大臣 小泉純一郎 殿

 四年前、貴殿の煽動的ともいうべきパフォーマンス戦略により、
総議席数の三分の二までを連立与党が占めるに至った現在の衆議院議員の任期もまもなく満了を迎えようとしている今日この頃、かつて内閣総理大臣として『郵政民営化』という本懐を成し遂げ、いまや今期限りでの議員引退を表明されている貴殿におかれては、さぞかし悠々自適の毎日を送られているものと推察奉る。

 我々は日本の国益を守る立場から「小泉・竹中改革に重大な疑念を表明する」ものである貴殿らが唱えた社会構造改革の本質はアメリカより要求されている「年次改革要望書」に忠実に従う構造改革でしかなく、日本国の社会資本と営々と築いて来た国民の資産をアメリカに献上するためのものであり、グローバリゼーーションへの身売り政策でしかない。

 不良債権処理の名目で外資のハゲタカが日本企業を切り売りし「儲からなければ引き上げる」という食い逃げ殺法によって国民のセーフティーネットはズタズタにされた。
 その結果、金持ちは優遇されるものの急激な格差社会を到来させた罪は国家と国民を分断させる罪過と言わざるを得ない。

 靖国神社への参拝にしても、先の大戦での戦没者へ心より哀悼の誠を捧げるというより自己の政権運営の求心力を保つ意味と集票効果を狙っただけのパフォーマンスにしか過ぎない。
何故なら、後継の首相が靖国参拝を怠り、哀悼の意を表明していないからである。
とりわけ貴殿には対アメリカ外交において、どうしても許すことの出来ない罪状がある。

この度、議員引退の時を迎えるにあたり、貴殿に対し、以下の三点について質問状を送呈する。
浮世のしがらみやら政治的配慮やらを一切排除した、芯からの貴殿の本音をお聞かせ願いたい。

一 先のイラクへの侵略攻撃にあたり、その大義名分とされたイラク共和国による「大量破壊兵器の所蔵」なる情報が全くの事実無根であったこと、しかも当のアメリカ政府自身がその過ちを認めているにも拘らず、日本政府だけが未だその過ちを認めていないことをどう思うか。
 我々は再三現地に赴き「大量破壊兵器は存在しない」と確認し、イラク侵略以前にマスメディアや様々な回路を通じ日本政府にも進言をしていた。
 しかしながら、結果はアメリカの侵略をあと押しすることになった。
従ってアメリカ発のウソの情報に踊らされ、むざむざと日本国をそのような大義なき侵略へ突き動かしてしまった自身の責任を今どう考えているのか。

一 偽の“大義”でイラクが侵略された後、
アメリカの要請に基づき日本国自衛隊がサマーワ現地へと支援活動に送る政策を貴殿が取った。
 だが貴殿は、他国の元首や首相と異なり、自らイラクへ赴かず、自衛隊諸士へ直接激励と労いの言葉をかけるという最高指揮官として当然の責務を、ついに最後まで果たすことはなかった。
その無責任性と卑劣さとを貴殿は自覚しているのか。
あるいは素直に「戦地に赴くのは恐ろしかった」と自らの臆病さを認めているのか。

一 セーフティーネット無き社会構造改革により、多くの若者たちがまともな職にも就けず、ニート・フリーター・プレカリアート・ワーキングプアなどと呼ばれる下層民に転落してしまったことを、貴殿はどう考えているのか。
彼らの人生に対する責任を、貴殿は何も感じてはいないのか。
あるいはそれこそ『自己責任』であるとして、いかなる良心の呵責も感じないのか。
それが本当に、貴殿の本心であるのか。

以上、誠意ある回答を頂きたい。

追補:一水会について

一水会が「12.5 市民の連帯の会」に参加しているのには意外でした。そして予想外に好意的な反応が多いのに驚いています。それだけマスコミが堕落していることの証かもしれません。

トッペイ:
右が左だと類型化するのは愚かしいです。愛国者か売国者しかいないのです。
韓国、中国を罵倒してもアメリカを批判する右翼がほとんどいない中で一水会の存在は貴重です。
小泉の売国政策を支持するネトウヨなど愛国者ではない。
対米従属を断固拒否して宮城前で切腹した畑中少佐がこの事態を見たら何というでしょうか。

明け烏:

一水会の会長が小泉に質問書を出していたこと、田母神氏の北朝鮮のミサイルに関する純軍事的な発言、更に麻生太郎氏の政府貨幣発行への言及と、三つ驚嘆すること(但し喜ばしい驚き)が重なって、気持ちが高揚しました。

小泉の三つの悪行、国家財産の米国への献上、憲法違反の海外派兵、デフレ下の緊縮財政を総括せずには日本の復活はありえないでしょう

 通称・勝手連:

熱気ある左派系集会で「一水会」と出合った3度目、

どれもこれも、この1年の間に僕が出席した集会は200人以上の参加者で盛り上がっていただけでなく、「一水会」の鈴木邦男氏や木村三浩氏が出てきていたのだ。

①今年の2月頃
「樋口篤三」氏という、日共を2度除名、”日共党員家族”という筋金入り?の生涯革命家で生き抜いた”キューバ礼讃派”の追悼集会・・・偶然、空席に座った隣が鈴木邦男氏、右と最左派人の”追悼”に?! それは故樋口氏の温和な人柄にも因るが、「西郷隆盛」論で意気投合した!ということだった。
180名ほどの四谷会場は、部屋が溢れて220名の参加者で、和やかで熱気ある決起?集会の感じすら、、、。

②3月頃だったか、青山の会場に雨にもかかわらず開かれた『第二言論サミット』、、、壊れてる増すゴミの向こうを張って結集しようと集まった個人ブロガーや小集団(プレカリ労組やボランテア組織、ユニーク個人など)がおよそ300名ほど集まって、盛り上がった。
ここでも鈴木氏は「左系の皆さんが、レッテルを張らずに呼んでくれて、今日は楽しかった! これからも議論して行こう」と。 

③そして、今回の12・5「検察・司法糾弾」集会&デモ。

「一水会」が、こんな<小泉純一郎元首相に対する公開質問状>を出していたとは・・・この文章だけ読んだら、左派系の連中が書いても可笑しくないものなので、とても気持ちの良い、照会です、有難う!

いかりや:
NHKを含めた大手マスコミ(TVと新聞)のほうが、右翼より遥かにレベルが低い。
 一水会が「キラリ」と光ってみえます。