デンタルクエスト ~後悔の日々~

基本的に日記ですが、人生で何度も辛酸を舐めさせられた、歯医者さんの通院記録

ダイヤモンドは砕けない(その10)

2005年08月31日 | ダイアモンドは砕けない
前回はこちら♪



そんなこんなで自宅マンションの隣の病院での入院生活も
2週間が過ぎて、東海大学八王子病院に転院する日がきた。←8月13日ネ


2人部屋で2週間近く一緒に寝泊りしたMさんも今日が一緒に退院だ。
お父さんは前日に退院していたので、まぁ、良いタイミングなのかな?(@_@)
Mさんは胃カメラを飲んでから、退院する、との事。
「お互い元気で!」とお別れの挨拶をした。


院長先生や看護婦さん達にもお世話になりましたm(__)m、と
ご挨拶をして自宅に戻る。
今度は入院すると、退院まで外出は出来ないので、着替えやら何やらを
かばんに詰め込む。
午後2時迄に入院手続きをすれば良いから、シャワーを浴びて、洗濯をし、
録画したTVを見たり、録画しておきたい番組の予約をしたり、郵便物を
確認したり、結構ゆっくりした。

前もって確認のメールを出してあった、バイクの在庫状況は何処の店も
『もう無い』との事。
ゥーム、困ったなぁ、と思いつつ駄目もとで自宅の近所のバイク屋にも
メールを出しておく。
ここはハーレーやBUEL、BMWの正規代理店なので、ダメかなぁ、と思いつつ
PCの電源を落とした。

午後1時過ぎにタクシーを呼んで、東海大学八王子病院に向かう。
2時前にはホテルの部屋みたいな個室に案内されていた。
その後、担当の看護婦さんに色々と説明を受ける。
この日は特に何も無いので、病院内をブラブラする。
正にマンモス病院。ホントにデカイ病院だ。
あまり病院には縁が無いから、もっと凄い病院は一杯あるんだろう
けど、僕の経験ではブッチギリのデカい病院。


夕方、ちょっと遠い所に住んでいる知り合いが面会に来てくれた。
「遠いから良いヨ」と言って於いたのに、ここら辺が律儀な人だから、
僕は好きなんだ、この人の事。
 ※因みに加害者はこの日迄どころか、退院するまで、一回も
  見舞いに来なかった。
  全く40過ぎて、一片の常識も無い、本当にクズな人間だ


手術は月曜だけど、手術そのものには特に不安とか感じてなかった。
どうせ全身麻酔だし、寝てる間に終わるから、どうでも良い、って感じだった。
だけど、実際にはチョイと考えが甘かった(>_<)
大した手術でなくとも、やはりメスを入れる、って想像以上に体に負担が掛かる、
って事を嫌って程、思い知らされた。


やれやれ。

ダイヤモンドは砕けない(その9)

2005年08月30日 | ダイアモンドは砕けない
前回はこちら♪



最初の方で書いたように、内科に入院したので、入院患者は殆ど、
おじいさんおばあさん(おじさん、おばさん)で高血圧の糖尿病患者だ。

だから、タバコを吸う患者は僕ともう1人、63歳のオジサンだけ。
必然、このおじさん(僕はお父さん、と呼んでいた)と仲良くなる。
お父さんは、パーキンソン病、腎臓疾患、肝臓疾患、高血圧、糖尿病と
まるで病気の見本市みたいな人だった。


何回かタバコを吸いにデイルームに行くと、お互いそれとなく色々な話を
するようになる。
お父さんは目も悪くて、自宅でシャワーを浴びたところ、高温のお湯を
浴びてしまい、火傷で入院しているそうだ。
僕も入院の経緯を話し、(実際には直ぐ忘れるから何度も話したケド)
お互い暇をつぶしていた。

何日目かのある日、何気なくそのお父さんの右手小指を見ると、
第2関節から先が無い(@_@)
「お父さん、それどうしたの?」と聞くと、『あぁ、俺、昔極道だったから』
と腕も見せてくれた。そこには立派なイレズミが描かれていた。


「ひゃー!!」と思いつつも、それとなく色々と聞いて見ると、どうやら、
かなーり、とってもヤバイ人生だったらしい。
しかも、ある組(独立系)の頭、つまり№2にまで登ったとの事。
13年前に『堅気』になったのだけど、『縁を切った』訳では無いらしくて、
そこら辺はなんだか難しい事情があるんだって、あの世界も。
ここでは書けない、おっかない話を色々と聴けた。
娘さんが3人居て、たまに孫と一緒に遊びに来てくれるのが、一番嬉しい、
と言ってた。奥様とは25年前に別れたっきりだ、とも言っていた。


僕より1日早く退院したんだけど、その時電話番号を交換したんだ。
今度一緒に焼肉を食べに行く約束をした。家近いからネ。
『俺みたいなヤクザ者でも障害者認定されて、今は堅気の人達の税金で
ヘルパーさんとかに来て貰っている。有難い事だぁ』
としみじみ言っていた。

ぅーん、病院は色々な人が居るなぁ(^^ゞ


ダイヤモンドは砕けない(その8)

2005年08月29日 | ダイアモンドは砕けない
前回はこちら♪



気胸が落ち着き、鎖骨もギプスをしている限り随分と痛みが
無くなったので、日中は外出許可を貰い、午後は家に戻れる
ようになったヽ(^o^)丿。

マンションの管理人さんに事情を話し、しばらく留守にするので
よろしくお願いしますm(__)m
と、一言添えて自分の部屋に行く。


久しぶりにシャワーを浴びる。
洗濯もしなきゃいけないしさ。
こーゆー時、独り暮らしは何かと不便だわ。


ギプスを外すと途端に痛みが襲って来る(涙)
やっぱ、医療って凄いね!
こんな(どんな??)頼りなさそうな「たすき」みたいなギプスでも
してるのとしてないのでは痛みが全然違う。


「痛ッ!痛ッ!!」と騒ぎながらなんとかシャワーを浴びて、
久しぶりにリビングでビールを飲みながら寛いだ。


PCを立ち上げて山のように溜まっているメールを読み、捨てて、整理し、
仕事の支持を出すために部下にメールを何通か送る。
「あぁ、そうだ」とバイク屋何件かに同じバイクの新型の新車が無いか
確認のメールを送る。
 ※稀少車なので、早めに手を打たないと入手出来なくなっちゃうからサ。
  腕が治り次第、勿論乗るヨン♪

その後は録画しておいたTV番組を観る。
7月30日の「リチャード・ホール」が死ぬほど面白くて、笑うのだが、
笑うと鎖骨が痛い、でも面白くてやっぱり笑う。
面白くて痛くて涙が出る。アホか?俺わ。

そんなこんなで夕方になったので、病院に戻る。
夕飯が6時前だかんね、病院わ。



看護婦さん『あれ?Nさん、なんかさっぱりした感じね?』
僕      「うん、今日やっとシャワー浴びれたから♪」 
看護婦さん『え?何処で??』
僕      「家で」 
看護婦さん『お家何処なの??』
僕      「隣のマンション」 
看護婦さん『あら、それなら便利ねぇ』
僕      「来週の土曜までは昼間は家に居ますから~」 
看護婦さん『ふ~~ん、なんか変な感じねー』


しっかし病院の食事はこれでもかっ!ってくらいマズい。
とはいえ、まだまだ箸もまともに使えない状態だから、
オニギリにして貰ったご飯をスプーンで左手を使って食べる。
でも、あぁ、マズい。

こんなんが、後2週間以上続くのかぁ。



やれやれ。

ダイヤモンドは砕けない(その7)

2005年08月28日 | ダイアモンドは砕けない
前回はこちら♪



次の日、予約した時間に間に合うようにタクシーで
東海大学八王子病院へ向かった。

ここは自宅から車で10分くらい。
中央高速から見えるので、見た事ある人も居るかもね。
正面玄関にタクシーが着いてみると、ぶったまげた。


「なんじゃ?ここわ??羽田空港かね???」


とにかく物凄いデカイ病院。
総合病院の名に恥じぬ、どんな病気や怪我でも対応出来る感じ。
しかも、出来たばっかで物凄く綺麗♪
マジでホテルか空港か、と思うくらいの設備だった。

受付で話をして手続きを済ませると、早速整形外科の前で
待つ事数分。
昨日E病院で診てくれたO先生が直接呼びにきた。

レントゲン・心電図・採血・検尿・CTスキャンを一通り行い、
再度O先生とお話する。
O先生『やっぱり手術が一番ですね』
僕   「何時出来ますか?」
O先生『8月14日迄、手術のスケジュールが一杯なので、15日に
    しましょう。入院は13日にして下さい。それまでは今の病院に
    入院してて下さい』
僕  「判りました。よろしくお願いしますm(__)m」


会計を済ませて入院手続きを行う。
部屋のグレードが色々あって、0円の4人部屋から3万円の個室まである。
当然、保険屋が出すのだから、躊躇無く個室(1日1.5万円!!)
をチョイスする(笑)
そら、当然だわ。
一つ判った事は、入院する場合は一泊で無くて1日で計算するらしい。
だから、1.5万円の個室で1泊2日の入院をすると部屋代は3万円となる。
フーン、と思いながら、タクシーに乗る前にもう一度設備を見てみる。

いや、ホントーに凄い病院だわ。
綺麗で清潔で明るい雰囲気で。元気になったら、病院のレストランで
ご飯を食べよう、と心に誓う。
今は、不味い不味い病院食を我慢して、それでも朝食は食べないで居る。
  ※おかげで退院して3キロ痩せた。ジーンズがブカブカになった。


なんか、この病院なら入院も良いな~~とバカな事を考えながら、
タクシーで病院に戻る。
「~~と言う訳で来週の土曜迄、お世話になりますm(__)m」と再度、
院長先生や看護婦さん達に頭を下げる。

病室に戻ると、Mさんが低血糖でエライ想いをした、と話してくれた。
奥様も糖尿病で東海大八王子病院に通っている、との事。
お互い、「凄い病院ですよね~~」としばし話しが盛り上がる。

まぁ、人生で一回くらいあんなゴージャスな病院に入院してみるのも
良いだろう、と言う事で。


やれやれ。

誰と会いたいか?

2005年08月27日 | お題
1番目はジャイアント馬場さん←当然ですな(笑)
名勝負の数々を色々と質問してみたい。

2番目は指揮者のオットー・クレンペラー
何故にどんな曲でもあのようにゆったりと、まるで黄河の
流れのように指揮をしたのか是非聴いてみたい。

3番目は居るのか居ないのかワカランけど、お嫁さんに
なってくれる女性。
何故、僕を選ぶのか非常に興味がある(^^♪


まぁ、全部ダメなんだけど(爆)

ダイヤモンドは砕けない(その6)

2005年08月26日 | ダイアモンドは砕けない
前回はこちら♪



火曜日の朝イチでレントゲンを撮り、やっとタバコの許可が
出たので、久しぶりの一服を堪能していると院長先生が来た。

『Nさん、今から紹介状を書くから、直ぐにE病院に行って下さい』
との事。

????
ビックリしつつ、どうしましたか?と聞くと、レントゲンの写真を
見せてくれた。


『気胸は随分落ち着きました。もう問題無いでしょう。ただ、想像以上に
 骨折した鎖骨のズレが進行しています。整形外科の先生に診て貰った方が
 良いでしょう。ぅーん、手術しないとダメかもね』


(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)


タクシーを呼んで貰い、レントゲンの写真と紹介状を持ってE病院に行く。

E病院は3年くらい前に開業したらしい半総合病院。
とても綺麗な病院だった。今入院してる病院とは段違い(笑)
自宅からタクシーで15分くらいの場所にある。
受付で紹介状とレントゲンの写真を渡して、待合室で待つ事20分。

整形外科の先生が直ぐに再度レントゲンを撮って、それを見ながら解説
してくれた。

先生『手術がベストです。このままギプスで完治する確立は60%くらい。
    綺麗に骨がくっつく事は想像し難いです。
    何かしらの障害が残ります。手術ならほぼ100%完治出来ると思うし、
    治りの早さが段違いです。どうします??』
僕 「勿論手術でお願いします」
先生『只、気胸がまだ完治してないので、この病院での手術は難しいです。
     全身麻酔をする際にトラブルが発生する恐れがあります。
    麻酔科と麻酔専門医が居る病院で手術しなければなりません。
     明日、東海大学八王子病院に来て下さい。
     僕は本来そこの医師ですが、火曜日だけはこの病院に来ているんです。
    2時に予約を取っておきますから、よろしくお願いします。』

結局、次の日に東海大八王子病院に行く事が決まっただけで、元の病院に
タクシーで戻り、その旨院長先生に告げる。
『うーん、デカイ病院だと手術とかの日程が先になりやすいから、E病院に行って
 貰ったんだけど、まぁ、しょうがないね』

部屋に戻ると、隣のベッドに新しい患者さんが居た。
『Mです、よろしくお願いします』
「Nです、こちらこそ宜しくお願いします」

Mさんは人間ドックでやはり糖尿病が発覚し、緊急入院したそうだ。
53歳らしい。
 ※このMさんとは後に劇的な再会をする。

夕方、外出許可をもらい隣の自宅に戻る。
まんがやら小説やらをしこたま抱えて、部屋中の換気をして病院に戻る。
さすがにこの時期に何日も風呂に入らないと体が臭い(涙)
でも今日はとりあえず我慢。
病院に戻って、看護婦さんにおしぼりで体を拭いて貰う。
幾分、スッキリした。


やれやれ。



ダイヤモンドは砕けない(その5)

2005年08月24日 | ダイアモンドは砕けない
前回はこちら♪



眠剤を大量摂取し、無理矢理寝た次の日。
前日より随分と楽になったので、病院内を一通り見て廻る。

内科なんで、僕以外はおじいちゃん、おばあちゃんばかり。
基本的に皆、糖尿病と高血圧での入院だ。
午前中に再度、レントゲンを撮り、血液採取をした。

もう、その後は暇、暇、暇。
古い病院なので、しかも2人部屋で僕しか居ないものだから、
携帯電話も使って良い、との事(笑)←ホントなんだよ?
会社の同僚や上司、部下に一通り電話をして状況を説明する。
知人関係に事故を起こした旨、報告のメールをする。
今回の温泉ツアーをキャンセルしてしまった知人に再度電話をして
謝罪をする。
この時、リベンジの約束を交わす。

歩いて1分の所が自分の住んでるマンションなので、
「一旦、帰っちゃダメ?」と聴くと、当然ダメ、と。
2~3日は病院から出ちゃダメ、との事。気胸が危ないから。
しょうがないので、デイルームでタバコを吸い始めた。
1本目の半分くらい吸ったところで看護婦さんに見つかり怒られる(涙)
「肺がしぼんでるのにタバコを吸うとは何事だ!!」と。
   
   スイマセンm(__)m

この日1日でハッキリと決意した事がある。
「糖尿病」と「高血圧」には絶対にならないように気をつけよう!!
って事。
特に「糖尿病」は悲惨過ぎる。
まぁ、ダイエットしてからは、
血糖値・血圧・中性脂肪、その他のネガティブな要素は、一切人間ドックでは
出てない。お医者様も太鼓判を押すほどの健康体そのもの♪
でも、やはり気をつけようと心に誓った。

あぁ、忘れてた、とバイク屋さんに電話してバイクの引き取りをお願いする。
バイク屋さんもまさか2週間で事故に逢うとは思っても居なかったので、ビックリ
してた(笑)
まぁ、一番ビックリは僕だけどネ(・ヘ・)

今したいこと

2005年08月23日 | お題
そりゃあ勿論、2週間で廃車にされたバイクをもう一回買って
ツーリングに行く事。

福島の土湯温泉も福井の永平寺も長野の美ヶ原も栃木の霧降高原
も行く予定だったのに何処にも行けなかった(涙)

絶対に絶対に復活して行くぞーーーーー!!!
リハビリ頑張るゾー!!!!!!!!!!!!

ダイヤモンドは砕けない(その4)

2005年08月22日 | ダイアモンドは砕けない
前回はこちら♪



救急病院に到着すると、内科、外科、整形外科と順番に廻される。
レントゲンやCTスキャン、心電図や血液採取等々....。


想像通り、右の鎖骨は綺麗にポッキリ折れていた。
オマケでアバラ2本にヒビが入っていた。
頭部は自分でも打ってないのを確認していたが、やはり問題無かった様だ。
内臓関係も問題無かった。
ここまでで一安心したのだが、厄介な事に「気胸」が出てしまっていた。


先生「○○さん、気胸が出ています。入院して6時間毎くらいにレントゲン
    を撮って、確認していかないといけません。このまま気胸が落ち着けば
    鎖骨の手術が出来るのですが、現状では何日か様子を見る必要があります」
僕  「この病院でないとダメですか??自宅の近くではダメですか???」
先生「いえ、入院施設のある病院なら大丈夫ですよ」
僕  「僕の住んでいるマンションの隣が内科の病院です。そこに連絡して貰って
    入院出来るか確認して貰えますか?△△△病院です。
    インフルエンザの時とか何度か通院してるからカルテがある筈です」
先生「判りました。直ぐに連絡しましょう」


と言う訳で早速、自宅の隣の病院に入院する事になった。
内科だけど、とにかく気胸の経過を診るのが最優先だったので、整形外科は
後廻し。
ギプスを嵌めて貰った。
一通りの診察を受けて、ヨロヨロと受付の所に行ったらクソ運転手が居やがった。
早速、そいつに民間の救急車を手配させた。
酸素吸入が必要だったので、タクシーでは無理だったんよ。
それを伝えて、お前も一緒に来い、と言ったら『電車では無理ですか?』
と抜かしやがった。
三度目の蹴りを見舞って、「この状況が判らんか、このボケ!!」と怒鳴り、
そいつともども、埼玉の久喜から東京の西の端っこまで移動した。


自宅の隣の病院に到着したのが午後4時。
本当だったら、土湯温泉で知人と温泉に入っている筈だった。
 ※すんごい秘湯中の秘湯があるんよ♪絶対リベンジで行く!!
まさか、自宅の隣に戻るとは夢にも思わなかった(涙)

今迄の人生で骨折と入院の経験が無かったのに、その両方をいっぺんに経験する
ハメになったしまったんよ。


さすがにその夜は痛くて痛くてしかも血中酸素が足りなくカナーリ
しんどい一晩だった。
なんとか寝れたケド。

これから3週間の、長くて退屈な入院生活の始まりだった。


ダイヤモンドは砕けない(その3)

2005年08月21日 | ダイアモンドは砕けない
前回はこちら♪



「あぁ、そうだ、知人に電話しなきゃな」と思い、ウエストバッグから
携帯を取り出した。
5分前にコンビニからメールした相手に電話をする為に。
携帯を開いたら、2分前にその知人から電話が入っていた(笑)
ちょうど激突したタイミングくらいかな??(@_@)

「あぁ、俺だけど。ゴメン、車に激突されて事故った。悪いけど今回の
温泉ツアー中止だわ。宿に連絡しておいてクレ」
『つまんねー事言ってんなよ?今何処辺り?俺、今から出るけど』
「イヤ、冗談ぢゃなくてホントなんよ、マジで」
『はいはい、あはははは』



~~ピーポーピーポーピーポーピーポーピーポーピーポー~~



救急車のサイレンの音が聞こえてきた。
「ちょっとこの音、聴いてクレ」
携帯を救急車の方に向ける。
「聴こえた??」
『エッ?本当に冗談ぢゃなくってマジなの??』
「うん、ゴメン」
『判った、取り敢えず落ち着いたら連絡下さい』

カチャ


救急車には何度か乗ったが、以外と乗り心地は悪いものだ。
酸素マスクをさせられ、脈を計り、少し質問を受ける。
ストレッチャーに乗せられた辺りからアドレナリンが減少してきて
どんどん鎖骨の辺りと膝が痛くなってくる。
膝は両方曲がるから骨折は無いだろうケド酷い打身なんだろう。

この時点でライディングパンツは膝の怪我の確認の為にハサミで
ばっさり切り取られていた。半ズボン状態。
前日に買ったメッシュジャケットは着て3時間足らずで既にボロボロ状態。

あ~あ。

ダイヤモンドは砕けない(その2)

2005年08月20日 | ダイアモンドは砕けない
前回はこちら♪



完全なる右折直進事故だったから、過失割合は100:0か悪くても98:2くらいだ。
勿論、僕が直進で相手が右折。


工業団地の中を走っている片側1車線だけど、幅が普通の倍くらいある道路での
事故だった。
ある工場の門から相手の車が出てくるところだった、右のウィンカーを出し
ながら。
「あ、ちゃんと止まったから俺ん事気づいてるな、このまま直進だ」と思った
瞬間、飛び出してきやがった。
「あー」も「すー」もなく車に激突した。
青い空も見てたし、アスファルトも見ていた。


歩道との段差に当たって止まった。


「名前は言える。住所も生年月日も言える。よし、頭は打ってない」
「足はどうだ?右も左も動く、よし松葉杖は突かなくて良さそうだ」
「腕はどうだろう?左は動く。でも右腕が上がらない。
 やべぇ、鎖骨逝ったっぽい(焦)」
「うん?ガソリン臭いな。バイクはどうなんだ?」
「グチャグチャだ(涙)」


『大丈夫ですかぁ?』と間抜けな声を掛けてきた運転手に思いっきり
蹴りを一発お見舞いし、「救急車呼んだのか、この野郎!」と再度蹴りを
入れながら聴く。
『今電話しました、スイマセン』
「何処見てんだ、このボケ!!」

と言っているうちに呼吸がどんどん苦しくなってきた。



ダイヤモンドは砕けない(その1)

2005年08月19日 | ダイアモンドは砕けない
3ヶ月も前から宿の予約もして、岩手の知人と福島の温泉巡りをしよう、と
計画をしていたんだ。7月30日~8月1日の2泊3日で。

その時は車で行くつもりだったのだけど、5月に「バイク乗りたい病」が
でてしまい、結局の所僕はバイクを買って、バイクで行く事にしたんだ。

7月15日に納車で、2週間で1000キロくらい乗って、買ったバイクにもやっと
慣れたので、知人にバイクを見せるのも含めて物凄く楽しみにしてた訳。
温泉好きだし。

当日は朝5時に起きて、朝の首都高の混雑が嫌だったので、下道を埼玉の川口
辺りまで走ってから、東北自動車道に乗るつもりだったのよ。
なんだけど、思った程道も混んでなく、時間に余裕があったので、久喜インター
から乗る事にしたのね。
で、後5分も走れば、久喜のインター、って所で、ローソンで缶コーヒー飲みながら
一服して、知人に「今から高速乗るから12時には間違いなく福島に着くよ~~」
とメールをしてまた走り出したのさ。
その2分後には既に、横から飛び出してきた車に激突されて、空中を飛んで、
道路をすべり、右の鎖骨を折って、右のアバラ2本にヒビが入り、気胸になっていた訳。



なんで????



「運が悪かった」と言ってしまえばそれまでだけど、あまりにもあんまりだよ。
バイクは買ってたった2週間で廃車さ。
僕は3週間入院して今日やっと退院。
来月には福井県の永平寺にも行く予定だったし、先週末も今週末も日帰りツーリング
の予定だったのに(泣)
ジャケットなんて前日に買ったばかりなのにボロボロ。
着たのはたったの2時間半。

そりゃ、今迄にも自分でバイクに乗ってすっ転んだ事は何度もある。
でも、こんな怪我したのは初めて。
骨折も入院も初めて。
今日家に帰ってきたら、夜はもう鈴虫が鳴いている。

もうね、バカかと、アフォかと。
俺の夏を返せ、このクソ運転手!!!!!!!!!!!!!!!


バイク

2005年08月10日 | ダイアモンドは砕けない
昨日、病院に相手の保険屋が来て、僕のバイクの写真をみせてくれた。

いや~~、ぶっ壊れたなぁ(笑)
よくぞここまでぶっ壊れたなっ、ってくらいぶっ壊れてた。
もう、諦めるしかない(涙)

まあ、買った値段と同額の弁償してくれるし、慰謝料も一杯
貰えるから、マジでBMWのK1200S買っちゃおうかな??(@_@)

で、「キッズウォー」さぁ、
ガキのモブシーンなんかどうでも良いから、
もっと『大河内奈々子』の美しい姿を見せてくれぃ。
肩甲骨が素敵だ(笑)