いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

まだまだ咲いてる

2006年04月26日 23時47分59秒 | 草花野菜
【追記】
下記を書いたあと、こんなサイトを見つけた。団塊の世代というのは少なからずが復員兵の子供であること、その兵隊になったのは農地がなく(職業)軍人になるというコースなどという絵に描いたような事例。そして、ビンボーなので努力してガッコにいく、など。



まだまだ咲いてる、イヌノフグリ

■格差社会って、「格差」格差社会だろう。「格差」格差社会って、「所得」格差というのが所得の違いが生じることであるなら、格差という現象が特定の階層に生じていること。つまり、格差は中産階級の分化ということ。

■50年前は日本人の半分近くが農民だった。団塊の世代が15才を超えた時、団塊の世代の親は子供に農業を継承させずに、(集団就職などで)都市の賃金労働者にしたり、ガッコに行かせたりした。ちなみに、団塊の世代は全共闘世代とも呼ばれるが大学進学率は20%(?)程度で、ほとんどは、むしろ、集団就職世代と呼ばれるべき世代である。

■その農業を継承しなかった新世代は、なぜかしら、自分たちは中流だと思っていたらしい。その割合が8割(?)を超えていたのが1960年代から最近まで続いていた。そして変わった。団塊の世代やのちの世代は高校や大学を出れば中流の生活を維持できる職にありつけた。賃金労働者としての。それが団塊ジュニア世代になって、大学進学率が世代の半分に及んだにもかかわらず、あるいは、そうだからか?、中流の生活を維持できる職にありつけない中流の子が出てきた。つまり、中産階級の再生産が困難となってきた。

■この階層の再生産は、初めての再生産である家庭も多いのではないか?例えば、じいさんは農民→息子は団塊の世代・ガッコを出て賃金労働者へ→その子供、団塊ジュニア・大学さ出たけど中流の生活を維持できる職にありつけない。再生産できてない。

■つまり、昨今の格差とは、農民から中流意識をもつ賃金労働者になった階層が、その次の世代で分化し、中流の生活を維持できる職につけたか、つけなかったかの格差ではないだろうか。

というおおざっぱな描像です。


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