いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

新しい街でもぶどう記録;第285週

2020年04月25日 18時33分16秒 | 草花野菜

▲ 今週の看猫
▼ 新しい街でもぶどう記録;第285週

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の花

■ 今週のお餅

桜餅と柏餅を食べました。スーパーのお餅です。

■ 今週の無効のチラシ; コロナ⇒ 英米由来の美術を閉ざす

 

3/3から始まっているはずのロンドン・ナショナル・ギャラリー展(twitter)は開催日延期=おそらく館内では展示が完了しているのだろうけど、コロナで集客できないという状態なのだろう。一方、ボストン美術館展 芸術×力(twitter)は中止が決定。チラシがまだ配られていた。拾ったのでブログのネタにした。

■ 今週気付いたこと、福田恒存が「明治革命」と云っている。

 明治革命は過去の政治機構を破壊した。同時に儒教道徳はその帰趨を見失ったのである。(福田恒存、「近代の宿命」、昭和22年、1947年)

明治維新を革命と云ってはいけないのが、「保守反動」派の掟である。典型的なものは;

「安岡正篤は著書「活学としての東洋思想」で、「維新」は順命、「革命」は非常の命で、日本では革命という言葉を良くないとし、「明治革命」や「大化革命」と言わずに「明治維新」や「大化の改新」と言う、と記した」 (wikipedia[日本の革命]

この「保守反動」派の明治維新呼称と"左翼の"講座派マルクス主義は整合する。つまり、講座派マルクス主義の「明治維新後の日本は半封建制の「絶対主義天皇制」であるから、明治維新は(フランス大革命のようなブルジョア民主)革命ではない。だから、明治革命と呼称しないという思想と、「保守反動」派の明治維新呼称は共存する。

なお、最近では、三谷博(wikipedia「明治革命」論者と知る(『フランス革命と明治維新』Amazon )。

三谷 僕の明治維新解釈で一番重要な部分は、統治身分が解体されたこと。そして被差別民がなくされたこと。身分制改革は非常に難しいことなんだけれど、これがちゃんとできたということはとても大きなことです。(ソース

三谷 革命はシークエンス全体を見ることが大事だと思います。内部事情から脱身分化したあとに西洋の思想がどっと入ってきて、自由民権運動が始まり、その中で人権の思想が根付いた。次いで明治憲法ができた。維新で脱身分化が行われ、その基盤の上で人権思想も盛り込まれる。革命には長い時間を要します。維新の出発点には、明瞭な理念やイデオロギーがなかった。しかし、その長い時間の中で課題が発見・共有され、それが膨らんでゆく。革命は巨大な学習過程であって、理念だけに注目するのは全く不十分です。(ソース

なお、福田が云った 同時に儒教道徳はその帰趨を見失ったは、元田永孚 儒教 教育勅語という観点から、ものいいがつくのではないか?

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