いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

マドリッド・アトーチャ駅

2007年08月31日 20時28分03秒 | 欧州紀行、事情


マドリッドの中央駅、アトーチャ駅は駅舎内に熱帯植物園があることで有名。


NHKは米国大統領の単独インタビューを行った。今夜報道していた。単独インタビューは米国大統領府がNHKを通じて、よく言えば日本国民にメッセージを出した。悪く言えば、宣伝を行ったということである。

目的は、明日から始まるジュネーブでの米朝会談を前に、日本に拉致問題は置き去りにしないと改めて宣伝することである。

拉致家族・横田さんに会ったことに、60年経っても「マッカーサーへの手紙」 、改めて言及、日本人を安心させようとしている。

▲ヒル国務次官補は今年6月、日本は横田基地から米軍機で直接北朝鮮を訪問した。これにはおいらは驚愕した。世間では全然そうでもなかった。横田から米軍機が北朝鮮に飛行・着陸したのは史上初めてではないのか? 横田基地が朝鮮戦争時の「サイパン」であった。つまりは、B29をはじめ北朝鮮爆撃機や戦闘機が出撃した。今じゃ、米朝馴れ合いの飛行機の発進基地である。

▲ヒル国務次官補が横田から平壌へ直接行ったことは、日本を頭越しにしたのではなく、日本を踏み台にしたといえる。こういうことに目くじらを立てる御仁がめったにいないというのは国家主権に異常にこだわる国家主義者がぬっぽんにはあんまりいないことを示す。

▼拉致問題も核問題も本当は日本自身が自分で解決しなければいけないことである。米国に依存して、そういう試練に直面しないから日本はいつまでも バカ がなおらないのである。 なぜなら、賢明さとは自分の運命での試練や課題を自分のこととして解決することで発揮されるからである。