いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

一君万民?

2006年07月02日 21時45分07秒 | 欧州紀行、事情

ノルウエイ王室、だそうです。

■統計を見るとノルウエイの国民所得は米国より上、ジニ係数は日本よりやや低い(より所得の格差が小さい)そうだ。ノルウエイの人の話の印象ではかなり「平等」のような気がした。職種による所得の差がそう大きくないそうだ。背景にはノルウエイ人の好みとして競争・ストレス社会を望まず、平穏に生活したいらしい。名目の所得は高いが、物価も高いため、実質的な可処分所得もそう高くなく、暮らしは質素とのこと。

上述の統計を見ると、所得もジニ係数も日本とあんまりかわらない、というかむしろ世界規模でみると同一であるが、国の雰囲気は全然違う。けたたましい商業主義は全くみられない。静かで平穏である。

ホテルのベッドメイキング、掃除などは「有色人種」の労働者が行っている。これは難民政策で受け入れた人たちと思われる。たぶん米国みたいに、難民なんだから低賃金で働け!ということもないのだろう。ノルウエイの「有色人種」は単純なポスコロ的風景ではなく、人権思想に基づく難民政策とノルウエイ政府は言いたいのだろう。

■北欧三国、=スカンジナビアン3国はみんな王国であるが、その王族たちは、たぶん英国やオランダの王族もふくめて、毎年(?)「集会」をやるそうだ。イメージ的にいうと、例えば、避暑をみんなで一緒にやるとか。やっぱ、王族同士であつまって、うさをはらさないとやってられないのかもしれない。ねっ、まさこちゃん。



物乞い、乞食はいた。