いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

タイ、米英に宣戦布告

2004年11月25日 07時38分24秒 | その他
▼昨晩のNHK「その時歴史は動いた」は、タイ国のラーマ5世。英仏の欧米列強に相次いで領土を奪われ最後に大英帝国と領土確定の条約を結んだ。ニッポンに学べ!タイの”明治維新”~「王様と私」・ラーマ五世の苦闘~

タイ王ラーマ5世は日本のむつひとさんと同時代人とのこと。シンクロなんだって。

日泰シンクロなら、もっとすごいのがある。

▼タイも日本も20世紀初頭に彼らの時代は終わる。20世紀中盤。アジアと欧米列強との激突。

▼1941年、日本・東条内閣は米英蘭に宣戦布告。

▼1942年、タイ・ピブン内閣も米英に宣戦布告。実にまだシンガポールが陥落する前であった。

▼つまり、アジアの独立国2国{当時アジアの独立国は日本、タイのみである(中国をどう認識するか議論があるが)}、つまりアジアの独立国すべてが米英に宣戦布告したことになる。

▼ピブンは、国王ラーマ9世に中立を指示されたが、米英と戦争しラーマ5世以前の失地を回復せんとした。

●シンクロはこれに終わらない。

ピブンは戦況の不利で、自由タイという政治勢力に負け失脚する。しかし、戦後1948年、「親米反共」を掲げて政権に復帰する。

まとめ:日泰シンクロ
ラーマ5世:むつひとさん
ピブン首相:東条首相
ピブン首相:岸信介首相