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福島第一原発事故(612)-2号機の格納容器、震災直後に約8センチの穴ー

2011-09-22 18:51:03 | 社会・経済

福島第一原発事故(612)-2号機の格納容器、震災直後に約8センチの穴ー

東日本大震災直後に、東京電力福島第一原子力発電所2号機の格納容器が損傷、直径約7・6センチ相当の穴が開いた可能性のあることが、日本原子力研究開発機構の柴本泰照研究員の模擬実験で分かった。格納容器の損傷度を示す具体的な数値が推定されたのは初めて。北九州市で開かれている日本原子力学会で21日、発表された。柴本さんは、交流電源が喪失した後に、蒸気で注水を継続する非常用冷却装置「原子炉隔離時冷却系」(RCIC)の動作状況、圧力の推移など東電が発表したデータを活用。RCICへの水の供給源は、震災14時間後に、枯渇した復水貯蔵タンクから格納容器の底部の「圧力抑制室」に切り替わった。この場合、熱が外部に逃げないため、圧力は、震災後、2日程度で設計圧力(約5気圧)の2倍まで急上昇する。しかし、実際は、圧力の上昇は緩やかで、7気圧に達するまで3日以上経過していた。(読売新聞22日)

既に、大きな損傷のあることは分かっていたことであるが、日本原子力研究開発機構の研究員が損傷度を示す具体的な数値示し、学会で発表したことに意味がある。そして、圧力容器の損傷を補修することが必要であることも述べたところである。しかし、損傷を修繕することを一切せず、海水で冷却し、燃料がメルトダウンしてからも注水による冷却に固執していたのである。その間、原子炉の状況は悪化の一途を辿った訳である。(中ノ島賢)


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