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わさび

2016年08月21日 | 雑感
わさび(山葵)」は、自らの毒が自身をむしばんでいる。

ワサビといえば、水の中で栽培される水ワサビを連想するから水生植物と思いがちだが、本来は畑(土)で育つものであり、「水生でも育つ」というのが正しい。

水ワサビの根茎は大きく、畑ワサビや自生種のワサビのそれは極端に小さい。
これはワサビが根から放出するアリルイソチオシアネートの影響による。この物質は周辺の土壌を殺菌し、根に菌を住まわせないように防御しているからという。ところが、ワサビ自身もこの物質によって大きくなれない(自家中毒)。
そこで、水ワサビ栽培を人間の知恵で考えつき、流水と透水性の良い土壌によってアリルイソチオシアネートを洗い流すことにより、大きく育てることが出来た。


ワサビの毒消し作用は昔から知られており、貴人や将軍の食卓に欠かせない食材だった。
現代では、食中毒の原因菌として恐れられるO-157などに対しての優れた抗菌性が立証され、天然素材の食品添加物として新たな用途に利用されている。また脳血栓や心筋梗塞を防ぐ作用や、制ガン作用など医学的効能も見逃せないと言われている。

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8 コメント

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ワサビ (らいちゃん)
2016-08-21 07:52:34
お寿司や刺身に欠かせないワサビ。
最近は英語やフランス語でも「wasabi」で通用するようですね。
ワサビと言えば山間の谷川で栽培されるものとばかり思っていましたが、元々は畑栽培の作物とは知りませんでした。
あの鼻にツーンと来る独特の辛さや香りは好きですね。
矢張り日本人なのですね。

>映画「ターミネーター」は人工知能(AI)が人類を支配しようとしますが、2045年にコンピューターが人間の知性を超えると警告しています
30年ほど先には、AI(人工知能)が人間を超えますか?
想像がつきませんが、どのような時代になるのでしょうね。
(らいちゃん)  へ (iina)
2016-08-21 08:15:20
「月月火水木金金」は、勇ましくも頼もしい日本人です。
好きでやるのは好いとして、いま仕事で強いられるとブラック企業と嫌われます。「好きこそ物の上手なれ」ですネ。
休み抜きに練習してメダルを目指すのは、血のにじむような鍛錬です。

それでは、 『「曜日」の起源』 を、どうぞ。↓
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/3adee08e42015e6845f2de20b2014d63

>あの鼻にツーンと来る独特の辛さや香りは好きですね。矢張り日本人なのですね。
水ワサビを人智で編み出した話題をテレビで識って採り上げました。激辛指数トップを口にできる外人が「わさび」に耐え切れずに
吐き出しました。唐辛子とわさびでは、辛さの質が違うらしいです。

わさび (hide-san)
2016-08-21 16:30:40
わさびで思い出すのがお寿司。
築地市場の歩道で、屋台の鮨が評判で、
一度勤務先の上司に連れられて行きました。
よしず張りの囲いの中で、
すしを握って食べさせます。

その時、一口で食べたお寿司の次はガリ(生姜の酢漬け)そしてお茶。
これが順番でした。

わさびとガリは、消毒のためと言います。
いかにも黴菌がうようよして居そうな屋台から始まったファストフードですね。

シャリの何倍もあるネタに舌鼓を打った記憶は古い昔(1964)の事です。

今晩は (ムツゴロウ)
2016-08-21 20:47:52
わさびは、日本固有の辛味でしたか。

刺身に、欠かせません。生姜とニンニクも魚に応じて使い分けてます。
自家中毒 (更家)
2016-08-22 00:37:50
そうですか、元来はワサビが畑栽培とは知りませんでした。
ワサビ自身の自家中毒で大きくなれない事や、O-157への抗菌性など、勉強になりました。
(hide-san) さん へ (iina)
2016-08-22 08:16:58
豪勢な月下美人です。^^

もっか、月下美人の花を居間で鑑賞するとは贅沢です。

築地市場に鮮度のいいお寿司を仲間と食べてきました。安いことを期待したのに、さすがな築地でしたから高かったです。

(ムツゴロウ)  さん へ (iina)
2016-08-22 08:23:09
>わさびは、日本固有の辛味でしたか。
日本原産の香辛料でした。

>刺身に、欠かせません。生姜とニンニクも魚に応じて使い分けてます。
はだが青白く光る魚であるコハダ・サバ・アジの「光り物」には、生臭さと毒消しに生姜やニンニクがいいです。

(更家)  さん へ (iina)
2016-08-22 08:49:39
>杉田玄白、前野良沢らが、ここで刑死者の解剖を見学して、「解体新書」を翻訳出版
そうなのです、下人に腑分けしたのを見学したのだそうですネ。

伝馬町牢屋敷から小塚原の刑場まで連れて行かれ首を刎ねられたと申します。首切りを役人に代わって浅右衛門が行いました。
死刑執行の代金は受け取らず、正式な首切り役人に逆に死体の代金を渡していました。試し斬りすることで代金を得て、人間の肝臓
は人胆丸という高価な漢方薬になるため賎民の浅草弾左衛門に渡して代金を貰っていました。

これら一連のブログ記事は、すでに更家さんにお伝えしていました。 m(_ _)m
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/a5a52a58ae31b3720f04882a09ef4252


>元来はワサビが畑栽培とは知りませんでした。
水ワサビが本来の栽培方だと思ってましたから、意外でした。テレビで扱ったのをブログに採り上げてみました。

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