この日の最後の見学として、国際山岳博物館を訪れました。
ネパール登山協会が、各国からの援助を受けて設けた博物館ですが、そのうち日本が最大の援助をおこなったといいます。
広い敷地内に大きな建物が設けてあります。
通路の途中に、チョルテンが置かれていました。チョルテンは、チベット仏教の仏塔で、真言を刻んだマニ石が奉納されています。
ヤクの像。
入り口を入ったところから見た館内。
館内では、ネパールのトレッキング風景の映写も行われていました。
ホールでは、まずネパールの民族衣装が展示されています。
これは、カトマンドゥ周辺に住むタマン族。チベット・ビルマ語系山地民に属し、中間山地に暮らしています。
中央ネパールのタク・コーラ付近に住むタカリー族。
ポカラ周辺に住むグルン族。これらのチベット・ビルマ語系山地民は、それぞれの土着宗教を持ちますが、ヒンドゥー教とチベット系仏教の影響を受けています。
ヒマラヤ登山のポーターとして有名なシェルパ族。標高3000m以上の高地に住み、チベット系密教を信仰します。チベット系高地民に分類されます。
ネパールの山岳民族の展示は当然なのですが、なぜか場違いな日本の衣装の展示があって、驚かされます。山岳博物館に置く日本の展示物を考えていけば、修験道の行者あたりの服装ということになるのでしょうけど、説明が難しくなりそうですね。この他に、チロルや台湾の衣装もあって、寄贈されたものをそのまま展示しているといった感じです。
民具も展示されていました。
世界の8000m峰の説明がありました。最初は、サガルマータ(エベレスト)
続いて、K2.
世界に8000m峰は、以下の14座があります。これは、その14座の絵葉書です。
エベレスト(8848m)、K2(8611m)、カンチェンジュンガ(8586m)、ローツェ(8516m)、マカルー(8485m)、チョ・オユー(8188m)、ダウラギリ(8167m)、マナスル(8163m)、ナンガ・パルバット(8126m)、アンナプルナ(8091m)、ガッシャーブルムI峰(8080m)、ブロード・ピーク(8051m)、ガッシャーブルムII峰(8034m)、シシャパンマ(8027m)
8000m峰のうち、マナスル(8163m)は、日本人が初登頂した山として、特に思いの深い山ですね。
日本の大森氏によるアンナプルナの写真。数点の写真が、大型パネルで展示されています。
ヒマラヤに咲く花の写真パネルも展示されていましたが、時間がなくて通過。
ユキヒョウのはく製が展示されていました。
ユキヒョウは、標高600-6,000メートルのステップや針葉樹林帯に生息します。
こちらはヒョウ。豹柄模様が少し違っていますね。
右半分は、エベレストに関する資料です。エベレストの名前の由来になったインド測量局の長官を勤めたジョージ・エベレスト卿。1953年に初登頂したエドモンド・ヒラリーとシェルパのテンジン・ノルゲイの写真が展示されています。
1955年にカンチェンジュンガを初登頂したイギリス隊の装備。
1956年5月9日の今西壽雄氏によるマナスル初登頂の際の装備。
これも同じくマナスル初登頂の際の装備。
これも同じく。
装備だけを比べれば、私の持っている雪山装備の方が勝っていますね。
1975年に女性としてエベレストに初登頂した田部井淳子氏の装備。
この装備を見ると、この装備でよく登ったものだと、偉いという気持ちよりも、驚きの方が浮かんできます。
雪男(イエティ)のはく製?
ちょっとできがお粗末です。
いろいろ資料が展示されていました。
雪男(イエティ)の足跡
雪男(イエティ)は、このような足を持っているようです。
正体はヒグマという説が有力なようですが、地球上で未知の領域が少なくなっている現在では、雪男(イエティ)は未確認生物のままに残されていて良いように思います。
野口健氏によってエレベストから回収されたゴミ。
酸素ボンベやガスボンベ、アイスパイルなどが展示されています。
館内をひと回りして振り返ったところ。
山好きには興味深い展示物が並んでいますが、展示方法が少し散漫かなという感じがしました。
外に出ると、マチャプチャレが暮れなずむ姿を見せていました。
ネパール登山協会が、各国からの援助を受けて設けた博物館ですが、そのうち日本が最大の援助をおこなったといいます。
広い敷地内に大きな建物が設けてあります。
通路の途中に、チョルテンが置かれていました。チョルテンは、チベット仏教の仏塔で、真言を刻んだマニ石が奉納されています。
ヤクの像。
入り口を入ったところから見た館内。
館内では、ネパールのトレッキング風景の映写も行われていました。
ホールでは、まずネパールの民族衣装が展示されています。
これは、カトマンドゥ周辺に住むタマン族。チベット・ビルマ語系山地民に属し、中間山地に暮らしています。
中央ネパールのタク・コーラ付近に住むタカリー族。
ポカラ周辺に住むグルン族。これらのチベット・ビルマ語系山地民は、それぞれの土着宗教を持ちますが、ヒンドゥー教とチベット系仏教の影響を受けています。
ヒマラヤ登山のポーターとして有名なシェルパ族。標高3000m以上の高地に住み、チベット系密教を信仰します。チベット系高地民に分類されます。
ネパールの山岳民族の展示は当然なのですが、なぜか場違いな日本の衣装の展示があって、驚かされます。山岳博物館に置く日本の展示物を考えていけば、修験道の行者あたりの服装ということになるのでしょうけど、説明が難しくなりそうですね。この他に、チロルや台湾の衣装もあって、寄贈されたものをそのまま展示しているといった感じです。
民具も展示されていました。
世界の8000m峰の説明がありました。最初は、サガルマータ(エベレスト)
続いて、K2.
世界に8000m峰は、以下の14座があります。これは、その14座の絵葉書です。
エベレスト(8848m)、K2(8611m)、カンチェンジュンガ(8586m)、ローツェ(8516m)、マカルー(8485m)、チョ・オユー(8188m)、ダウラギリ(8167m)、マナスル(8163m)、ナンガ・パルバット(8126m)、アンナプルナ(8091m)、ガッシャーブルムI峰(8080m)、ブロード・ピーク(8051m)、ガッシャーブルムII峰(8034m)、シシャパンマ(8027m)
8000m峰のうち、マナスル(8163m)は、日本人が初登頂した山として、特に思いの深い山ですね。
日本の大森氏によるアンナプルナの写真。数点の写真が、大型パネルで展示されています。
ヒマラヤに咲く花の写真パネルも展示されていましたが、時間がなくて通過。
ユキヒョウのはく製が展示されていました。
ユキヒョウは、標高600-6,000メートルのステップや針葉樹林帯に生息します。
こちらはヒョウ。豹柄模様が少し違っていますね。
右半分は、エベレストに関する資料です。エベレストの名前の由来になったインド測量局の長官を勤めたジョージ・エベレスト卿。1953年に初登頂したエドモンド・ヒラリーとシェルパのテンジン・ノルゲイの写真が展示されています。
1955年にカンチェンジュンガを初登頂したイギリス隊の装備。
1956年5月9日の今西壽雄氏によるマナスル初登頂の際の装備。
これも同じくマナスル初登頂の際の装備。
これも同じく。
装備だけを比べれば、私の持っている雪山装備の方が勝っていますね。
1975年に女性としてエベレストに初登頂した田部井淳子氏の装備。
この装備を見ると、この装備でよく登ったものだと、偉いという気持ちよりも、驚きの方が浮かんできます。
雪男(イエティ)のはく製?
ちょっとできがお粗末です。
いろいろ資料が展示されていました。
雪男(イエティ)の足跡
雪男(イエティ)は、このような足を持っているようです。
正体はヒグマという説が有力なようですが、地球上で未知の領域が少なくなっている現在では、雪男(イエティ)は未確認生物のままに残されていて良いように思います。
野口健氏によってエレベストから回収されたゴミ。
酸素ボンベやガスボンベ、アイスパイルなどが展示されています。
館内をひと回りして振り返ったところ。
山好きには興味深い展示物が並んでいますが、展示方法が少し散漫かなという感じがしました。
外に出ると、マチャプチャレが暮れなずむ姿を見せていました。