さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 アーグラー その2

2012年01月18日 | 海外旅行
夜明けのタージ・マハル見学から戻ってホテルで朝食をとった後に、いよいよタージ・マハルの入場見学になりました。

チケット売り場から東門へは電動シャトルバスでの移動になります。



東門のゲートでは、荷物検査が行われます。制限が厳しく、持ち込めるのは、カメラと無料でもらったペットボトルの水くらいのものです。ガイドブックやツアーの説明で用いられるイヤホンガイドもバスにおいていくことになります。



禁止事項の看板にも沢山の項目が書かれていますが、判らないもののあります。拳銃持込み禁止、それはそうでしょう。お弁当や酒も禁止。クレヨンや絵の具禁止。国旗が禁止というのは、複雑な世界情勢が背景にあるのかもしれません。



無事にゲートを通過して、中央路に向かいます。



見えてきたのは、正門です。



正門は、赤砂岩で作られています。アーチ型の窓や連なったチャトリ(小塔)など典型的なムガール・イスラム建築様式になっています。



壁には、色とりどりの石を嵌め込んで造った草花の象嵌模様で飾られ、コーランの一節が刻まれています。



正門に入ると、いよいよタージ・マハルが姿を現しました



白く輝き、均整のとれた姿に見とれてしまいました。



前庭の奥行きは550m、幅は305mあり、十字型の水路が設けられています。水路には、噴水が上がっていました。



正門を入ったところで、一通りの説明を聞いた後は、自由行動になりました。写真を撮りながら進みました。



中央には壇があり、その上はタージ・マハルをバックに記念写真を撮る観光客でにぎわっていました。



ドームの高さは67mあり、四隅に置かれたミナレット(塔)の高さは43mあります。地震が起こった時に、ミナレットが倒れてドームを破損するのを防止するため、ミナレットは外側に傾いているといいますが、広角レンズのおかげで、傾きはこの写真ではわかりません。



基壇の上に見える人影とドームを見比べると、タージ・マハルの巨大さがようやくわかってきます。



近づくにつれて、タージ・マハルは、少しずつ表情を変えていきます。



タージ・マハルは白い大理石で作られ、そこに色違いの石がはめ込まれて草花模様が描かれています。コーランの一節が盛り込まれています。正門と同じ飾り方ですが、赤い砂岩と白い大理石では印象が違ってきます。



イスラムの教えによって、偶像を飾ることは禁止されているため、草花や幾何学模様が描かれていますが、それが洗練された美しさになっています。

インドに到着してから見てきたヒンドゥー寺院の飾り方とは正反対です。



中央のドームの左には、モスク。



右には迎賓館が設けられています。

ドームの下まできたので、次いで中に入ることにします。

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